賞味期限30分、写真映えするメニューが人気 食べ歩きを提案する「おはぎ&おこわ」専門店

いなだ みほ いなだ みほ

もち麦で作るおこわとおはぎの専門店「m'ocowa KOBE(モコワコウベ)」(神戸市中央区)で、賞味期限30分のテイクアウトメニューが話題に。その名も「花火もこわ」、写真映えも抜群です。

4月5日にオープンした同店を手がけるのは、1951年に創業した煮豆やつくだ煮、蒸し豆を取り扱う食品メーカー「マルヤナギ小倉屋」(神戸市東灘区)です。「兵庫県産もち麦の価値やおいしさ、さまざまな用途をお客様に直接、ご提案できる場所にしていきたいと考えて誕生した新ブランドです」と広報担当の山﨑希さん。

看板商品となる「花火もこわ」194円は、カラフルな塩あられをまぶしたもち麦による出来たてのおこわ。あられがサクッ、そしておだしが香る温かいおこわはもっちりプチプチ…この食感を最大限に楽しんでもらうために賞味期限は30分、食べ歩き限定商品となります。

テイクアウトする場合は、ほかのおこわやおはぎと併せて3つセレクトして、「matsuri(祭)」(料金は商品により異なります)としてオーダーでき、まるで花束のようなビジュアルに。テイクアウトで写真映えするメニューといえば、スイーツが主流ですが、おこわなら、甘いものが苦手な方にもおすすめで、小腹が空いたときにも満喫できるのが魅力です。

「おこわは、日本では古くからハレの日に食べられてきました。そこで、テイクアウト専用商品を「matsuri」と名付けました。花火を見ながら屋台で食べ歩くような感覚で楽しんでもらえたらと思います」と山﨑さん。

実際に、「花火もこわ」をオーダーした女性客グループに話を聞くと、「カラフルな見た目もかわいい」、「出来立ての温かいおこわがうれしい。ここでしか食べられないというスペシャル感もいいですね」と話してくれました。

ちなみに、「もこわ」は同店の造語で「もち麦で作ったおこわ」のこと。「マルヤナギ小倉屋」は、2017年から兵庫県加東市の「JAみのり」と協働でもち麦の栽培を始め、もち麦の健康価値を発信する活動「ひょうごもち麦PROJECT」をスタートされています。

「加東市で栽培している品種『キラリモチ』は特有の匂いも少なく食べやすいんです。炊飯しても褐変せず、綺麗な色を保ち、もっちりプチプチの食感も特徴。もち米の約12倍の食物繊維を含んでいるので、健康に気を使う方にもおすすめなんです」と考案した同社の常務執行役員の柳本健一さん。

ラインアップは、甘いおはぎ系であれば、風味が香ばしい「深煎りきなこの糀おはぎ」194円、北海道産のあずきをふっくらと炊き上げた特製あんこを楽しめる「もっちプチ!糀おはぎ」162円など。おこわ系であれば、国産のちりめんと和歌山県産の大粒実山椒入りの「ちりめんと大粒実山椒もこわ」216円、栗をたっぷり交ぜ込み、まるごとの甘栗をトッピングした「栗づくしもこわ」194円など。季節限定品を合わせて常時約10種類が並ぶ予定です。

「m'ocowa KOBE(モコワコウベ)」
2022年4月5日(火)オープン
住所:神戸市中央区三宮町3-7-10 協栄ビル1F
営業時間:11:00~18:30 不定休
電話:078-945-9968
公式サイト:https://mocowa.net

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