女性を中心に人気の事務職ですが、実際には予想外の苦労があったり、自分には向いていないことが分かったりして「辞めたい」と思う人も少なくありません。そこで事務職をしている500人(女性361人/男性139人)を対象に「どんなときに事務職を辞めたいと思うか」について調査を実施したところ、1位は「仕事が単調・やりがいを感じないとき」でした。また転職してみたい仕事は、女性が「接客・販売」・男性が「営業」だったそうです。
株式会社ビズヒッツが2022年2月に実施した調査で、おもに30代(41.2%)、20代(31.6%)、40代(19.2%)が回答しています。
「どんなときに事務職を辞めたいと思うのか」と聞いたところ、1位は「仕事が単調・やりがいを感じないとき(134人)」で、2位「眼精疲労・肩こり・頭痛・腰痛などの体調不良を感じたとき(68人)」、3位「仕事が多いとき(62人)」といった回答が続きました。上位の回答と具体的なコメントは以下の通りです。
【1位 仕事が単調・やりがいを感じない】
・毎日単純作業で変化がなく、働いている目的や楽しみが見出せない(40代 男性)
・ルーチンワークの毎日で、何も成長できていないのではと感じてしまう(40代 男性)
・毎日が単純作業の繰り返し。私が辞めても誰も止めないし困らないだろうなと思う(30代 女性)
【2位 眼精疲労・肩こり・頭痛・腰痛】
・眼精疲労や肩凝り・首凝り・頭痛がすごくて、パソコンやスマホの画面すら見たくなくなる(20代 女性)
・肩から首から頭まで酷く痛む時は事務職をやめたくなる(20代 女性)
・マウスで手が痺れて感覚がなくなったり、肩や首の痛みが薬やマッサージでも治らない(30代 女性)
【3位 仕事量が多い】
・山のような書類を長時間、処理させられる(40代 男性)
・営業が取ってきた仕事を丸投げされ、どんどん仕事がたまる(30代 女性)
・退勤時間間近に今日中に処理しなければいけない膨大な書類が回ってきた時(20代 男性)
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「転職するとしたらどんな仕事をしてみたいか」を聞いたところ、1位は「接客・販売(107人)」となり、2位「営業(69人)」、3位「工場・倉庫作業(45人)」と続きました。
また、事務職の人がやってみたい仕事を男女別に見ると、女性は「接客・販売(89人)」が大差をつけて1位となり、3位には男性では少数だった「フリーランス・在宅ワーカー(33人)」がランクインしました。
一方で、男性では「営業(33人)」が1位となり、2位「販売・接客(18人)」、3位「工場・倉庫作業(15人)」と続きました。