コールセンターから異職種への転職理由1位は「ストレスが多い」だけど…「言葉遣い・マナー」などのスキルアップも

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コールセンターは「離職率が高い」と言われ、現在オペレーターとして働いている人も「転職したい」「辞めたい」と感じている人も多いのではないでしょうか。そこで、コールセンターから異職種へ転職した経験がある人150人(女性114人/男性36人)を対象に「異職種への転職理由」について調査したところ、1位は「ストレスが多い」でした。なお「転職先」の1位は「事務・受付」だったそうです。

株式会社ビズヒッツが2022年1月に実施した調査で、おもに30代(36.0%)、40代(29.3%)、20代(20.0%)、50代(14.0%)が回答しています。

コールセンターから異職種へ転職した経験がある人に「コールセンターでの勤続期間」を聞いたところ、「6カ月以内(40人)」が最も多く、以下、「~2年(33人)」、「~1年(30人)」、「~3年(22人)」と続き、平均は「2年5カ月」だったそうです。

「コールセンターから異職種への転職理由」を聞いたところ、1位は「ストレスが多い(52人)」でした。次いで、2位に「キャリアチェンジのため(18人)」、3位に「成長につながりにくい(12人)」といった回答が続きました。上位の回答と具体的なコメントは以下の通りです。

【1位 ストレスが多い】
・クレームなども多く、精神的に疲れてしまったため(20代、女性)
・顔も知らない相手に謝ってばかりの仕事に嫌気がさしたから(30代、女性)
・お客様対応でのストレスです(40代、男性)

【2位 キャリアチェンジのため】
・他にやりたいことができたから(20代、女性)
・コールセンター業務をいかして営業職につきたいと考えたから(30代、男性)
・以前から勉強していた資格が取得できたので(40代、女性)

【3位 成長につながりにくい】
・スキルアップに限界を感じたため(30代、男性)
・一般事務などと比べるとかなり簡単なPC入力などになってしまい、将来性を感じなかったためです(40代、女性)

  ◇  ◇

「コールセンターからの転職先」を聞いたところ、1位は「事務・受付(62人)」でした。次いで、2位「接客・販売職(36人)」、3位「営業職(9人)」、4位「物流・ドライバー(7人)」、同率5位「インストラクター・講師(4人)」「キッチン・調理(4人)」「クリエイティブ系(4人)」といった回答が続きました。

  ◇  ◇

「コールセンターで身についた他の職場でも活かせるスキル」を聞いたところ、1位は「コミュニケーションスキル(63人)」でした。以下、2位「言葉遣い・マナー(57人)」、3位「電話応対スキル(40人)」といった回答が続きました。上位の回答と具体的なコメントは以下の通りです。

【1位 コミュニケーションスキル】
・さまざまな人と関わってきたため、コミュニケーションスキルは生かせると思います(20代、女性)
・お客様とのコミュニケーション能力、傾聴力が身につきました(30代、男性)
・対話相手の話を傾聴できるようになったことと、職場仲間との協調性スキル(50代以上、女性)

【2位 言葉遣い・マナー】
・敬語の使い方(20代、女性)
・より正しい日本語を使えるようになった(30代、女性)
・丁寧な言葉遣い(40代、男性)

【3位 電話応対スキル】
・電話を何十件もかけていたので、電話対応は全く戸惑わなくなりました(20代、男性)
・電話応対は店舗業務でも発生するので、とても役にたっています(30代、女性)
・電話対応は、多くの職場で役に立つと思いました。上司やお客様からも、電話対応が良いと褒められます(40代、男性)

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