「鳶」「解体」「電気工事」「土木作業員」といった現場仕事には「キツい」というイメージがつきまとうので「稼げると聞いて興味があるけど踏み出せない」という人も多いのではないでしょうか。経験者407人（男性361人／女性46人）を対象に「現場仕事でキツいこと」について調査を実施したところ、1位は「身体がしんどい」でした。また「よかったこと」の1位は「体力がつき健康的になった」だったそうです。
株式会社ビズヒッツが2022年1月30日～2月17日の期間に実施した調査です。
現場仕事をした経験がある人に「現場仕事でキツいこと」を聞いたところ、1位になったのは「身体がしんどい（305人）」でした。2位は「人間関係が難しい（66人）」、3位「衛生環境が悪い（47人）」、4位「労働時間が長い・不規則（38人）」と続きました。具体的には以下のようなコメントが寄せられました。
【1位 身体がしんどい】
・「夏の昼間」と「冬の夜勤」は若くても体力的にキツい（20歳、男性）
・20㎏にもなる柵の束を担いで山を登らないといけなかった（25歳、男性）
・鳶仕事は仕事がハードな上、重量物を扱うので腰や背中をよく痛める（36歳、男性）
【2位 人間関係が難しい】
・職場の上下関係（19歳、男性）
・すぐに叱りつける上司が多い（25歳、男性）
・会社にもよると思うが、グループに入れないと仕事にならない（39歳、男性）
【3位 衛生環境が悪い】
・埃や粉じんが凄くて、マスクをしていても喉がイガイガした（22歳、男性）
・トイレが和式だったり水洗ではなかったりする（23歳、男性）
・砂ぼこりと塗料の臭いがキツかった（35歳、女性）
【4位 労働時間が長い・不規則】
・コンクリートを流しこんだ後は、作業が完了するまで休憩無し（18歳、男性）
・夜勤があり勤務拘束時間も長い（28歳、男性）
・トラブルがあれば時間が長くなる（44歳、男性）
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一方で「現場仕事をしてよかったこと」を聞いたところ、1位は「体力がつき健康的になった（120人）」でした。2位は「達成感・充実感がある（103人）」、3位「スキル・知識が身についた（58人）」、4位「稼げる（51人）」と続きました。具体的には以下のようなコメントが寄せられました。
【1位 体力がつき健康的になった】
・健康的な体になれた（18歳 男性）
・早寝早起きで健康にいい。太らない（24歳、女性）
・上半身にパッと見でも分かるぐらいの筋肉がついたこと（37歳、男性）
【2位 達成感・充実感がある】
・汗をかいて何かをやり遂げる充実感があった（20歳、男性）
・完成した物件を見ると「やった！」という気持ちになる（31歳、女性）
・「人々の生活に役立っているんだな」と思った（43歳、男性）
【3位 スキル・知識が身についた】
・技術や知識は本人次第でかなり上がる（24歳、男性）
・次の作業につなげるための「効率良い段取り」を考えられるようになった（36歳、男性）
・重機やダンプの運転に慣れた。基礎工事や外装工事の技術が身についた（41歳、男性）
【4位 稼げる】
・若くても日当が高いので、仕事に出れば出るほど稼げた（25歳、男性）
・仕事が終わればその場でお金がもらえる（33歳、女性）
・夜間作業になるため作業単価がよかった（42歳、男性）
