40代以下は大手ネット証券の利用者が多い!? おすすめ1位は「SBI証券」 若年層は「スマホ特化型」人気

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近年、NISAやiDeCoなど日本でも徐々に「資産形成」の重要性が認識され始め、各証券会社の利用者数は拡大傾向にあるといいます。そこで、180人を対象に「2022年 人気の証券会社」を調査したところ、現在利用している証券会社は約6割の人が「SBI証券」と回答しました。また、おすすめの証券会社の第1位は、こちらも「SBI証券」と約半数の人が回答したそうです。

株式会社インベストメントブリッジが運営する投資家向けIR・企業情報サイト「ブリッジサロン」、投資初心者向け金融メディア「いろはに投資」が2022年2月に実施した調査です。

はじめに、「現在利用している証券会社」を聞いたところ、最も利用されている証券会社は「SBI証券」(56.7%)でした。次いで、「楽天証券」(50.0%)、「野村證券」(25.0%)、「SMBC日興証券」(23.5%)、「LINE証券」(20.6%)といった回答が続きました。

また、利用している証券会社を年代別に見てみると、40代以下は「LINE証券」「楽天証券」など、ネット証券の利用者が多く、50代以上になると「野村證券」など大手対面証券の利用者が多くなる傾向が伺えたそうです。

続いて「おすすめの証券会社」を聞いたところ、第1位は「SBI証券」(48.3%)でした。次いで、第2位に「楽天証券」(33.9%)と続きました。それぞれの証券会社についての具体的なコメントは以下の通りです。

【SBI証券】
▽手数料が安く、投資信託も豊富。つみたてnisaでカード積み立てするとポイントも貯まるため。失敗しない証券(20代、男性)
▽手数料が安い。スマホ向けアプリが優れている。外国株の購入が可能。SBI銀行と連携が容易(30代、男性)

【楽天証券】
▽アプリでの機能が充実していることに加え、無料のマーケット解説動画や日経新聞も閲覧できるなど、無料とは考えにくいからです(20代、男性)
▽楽天銀行が有れば他の口座にお金を入金する手間がなく、手数料もなくすぐ買いたい株が買えます(30代、女性)

また、「IPO」「米国株」「投資信託」「つみたてNISA」「取引ツール」といったカテゴリー別では、どのカテゴリーでも「SBI証券」「楽天証券」が上位にランクインしました。おすすめする理由の具体的なコメントは以下の通りです。

【IPO投資】
▽SBI証券:手数料が安い、扱っている商品が多い(40代、男性)
▽野村證券:主幹事や幹事が多いから(20代、男性)
▽楽天証券:公平な抽選をしている(60歳以上・男性)

【米国株】
▽SBI証券:使い方がわかりやすく、比較的銘柄が多い。手数料が安い(50代、女性)
▽楽天証券:初心者でもわかりやすくブログやランキングなどたくさん特集があるから(20代、女性)
▽マネックス証券:TradeStationという使いやすいシステムがあるため(50代、男性)

【投資信託​】
▽SBI証券:バンガードS&P500など独自の投資信託があり、手数料も安い(20代、男性)
▽楽天証券:ネット証券大手で取り扱いが幅広く、競合他社に比べてサイトが使いやすい(20代、男性)
▽野村證券:取り扱いが多い(60歳以上、男性)

【つみたてNISA】
▽SBI証券:専用積立アプリが簡単だから(30代、女性)
▽楽天証券:投資情報サイトが充実しているから(30代、男性)
▽野村證券:情報が多いから(60歳以上、男性)

【取引ツール】
▽楽天証券:マーケットスピード2は多くの銘柄を容易に登録でき、チャート比較もし易い。スクリーニングツールも項目が多くて使い易い(30代、男性)
▽SBI証券:便利な機能と豊富な情報量のアプリがあるから(40代、男性)
▽野村證券:情報量が多い(60歳以上、男性)

  ◇  ◇

調査を行った同社は「『SBI証券』や『楽天証券』など大手ネット証券は幅広い年代から支持を集めており、これから投資を始めたい方にとってもおススメの証券会社であることが分かりました」とする一方で、「『LINE証券』や『PayPay証券』『SBIネオモバイル証券』などスマホ特化型の証券会社も若年層を中心に支持を広げているようです」とも述べています。

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