ポイント失効で、日本から「1389億円相当」が消えた!? クレジットカード・マイレージサービスの利用調査

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みなさんはクレジットカードのポイントやマイレージサービスのマイルを失効した経験はありますか。クレジットカードもしくはマイレージサービスの利用者1236人に聞いた調査によると、クレジットカードでは約3割の人が、マイレージサービスでは約半数の人が「ポイントの失効経験がある」と回答。失効したポイントは、クレジットカードで3000円近く、マイルで5000円以上に相当する金額に上るといいます。

クレジットカードのポイントやマイルを交換できるサービス「交換.jp」を提供する株式会社プレミア・クロスバリューが実施した「クレジットカードポイントとマイルの利用状況」に関する調査で、2021年12月に、全国の18~79歳のを対象に行われました。

はじめに、「クレジットカードとマイレージサービスの利用目的」について聞いたところ、それぞれ61.0%、81.1%の人が「ポイントを貯めるため」と回答しました。その一方で、ポイントでは35.9%の人が、マイルは46.9%の人が「失効経験がある」と回答していました。

続いて、ポイントの失効経験があると答えた人に「失効したポイント・マイルの量」を聞いたところ、平均金額はクレジットカードで2742.4円相当、マイルが5081.2円相当という結果になりました。対象となる失効経験者を実際の日本の人口に換算して掛け合わせると、合計で「およそ1389億円相当」が失われている計算となったそうです。

さらに、「ポイント・マイルの失効理由」を聞いたところ、クレジットカードでは「貯まっていることを忘れていたから」(49.0%)が最も多く、次いで「ポイントの残高を気にしていなかったから」(28.0%)、「使い道が見当たらなかったから」(25.6%)と続きました。また、マイルでは「端数が使いきれなかったから」(30.3%)が最も多く、次いで「使い道が見当たらなかったから」(29.1%)、貯まっていることを忘れていたから」(28.0%)と続き、上位2つの理由が違った結果となっていました。

同社は、「クレジットカードにおいてはポイントの失効期限を意識して貯めている人が少ない傾向、また交換単位が大きい傾向にあるマイルにおいては、端数や使い道の問題が生じてしまう印象が持たれます。特にマイルについては、昨今の思うように旅行ができない状況下で、マイルを使える機会自体が減っていることも影響があると考えられます」と説明しています。

「失効直前に、そのとき使えるものに使う」と回答した割合は、マイレージサービス利用者では「失効経験あり」(21.6%)、「失効経験なし」(12.4%)でした。また、クレジットカード利用者では「失効経験あり」(31.8%)、「失効経験なし」(15.5%)と約2倍の差がついたそうです。

同社は、「失効経験がある人は、『失効直前に使う』傾向にあり、ポイント使用を先延ばししがちな傾向が分かりました。一方で失効経験がない人は、『目標を定めて使っている』と答えた人が多い傾向がありました。ポイントは失効期限まで待つのではなく、交換したいものを都度見つけてこまめに交換していく方がよいと言えるでしょう」と説明しています。

   ◇   ◇

こうした結果を受け、同社では2月28日より、クレジットカードポイントとマイル失効の課題を解決するサービス「交換.jp」をオープンしたといいます。同サービスは各種クレジットカードに対応しており、貯めたポイントを最大還元率4倍で「2000円相当」のクーポンへ交換が可能。マイルは2000マイルから様々な特典に交換することができるといいます。

【交換.jp】
http://ko-kan.jp/

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