本のページの穴に500円玉をはめこむたびに、すごろくのように次の都市、隣の街へと貯金の旅が進んでゆく「10万円貯まる本」。
今、SNS上ではその「10万円貯まる本」の日本版をクリアし、見事10万円貯めることに成功したという報告が大きな注目を集めている。
「めっちゃ褒めて欲しいんですけど
子供の頃からずっと続けてた『10万円貯まる本』が今日!!!!!
やっと完成したんですよ!!!!!
10万円ですよ10万円!!!!!!
めっちゃテンション上がる!!!!
これで好きなだけ500円玉使えるぜ!!!」
とその喜びをあらわにするのはりぎたかさん。この手の本を手にした人は多いと思うが、満額貯金というミッションを果たすのは至難の業だ。りぎたかさんの報告に対し、SNSユーザー達からは
「おめでとうございます。
ゆうちょに預けるなら、今年中にした方がいいですよ。
来年の1月中旬から硬貨の預入に手数料みたいなのを払わなければならなりませんので。」
「500円玉は燃えないし、水に濡れたり腐ったりしない。
災害に強いのだそうです。」
「10万円おめでとうございますー
日本版もあるのですねー
自分は世界版があったので挑戦中です
貯まる楽しみとだんだん重くなっていくのが良いんですよね」
など数々の祝福のコメントが寄せられている。
りぎたかさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):ミッションクリアおめでとうございます。りぎたかさんは10万円貯めるまでに何年くらいかかったのでしょうか?
りぎたかさん:小学生の頃、祖母からこの本をもらい、そこから15〜20年くらいでやっと完成しました。
中将:完成までにご苦労されたことは? 途中でやめてしまおうと思ったことはありませんでしたか?
りぎたかさん:金欠の時期に使ったり戻したりということを繰り返していたので、なかなか1ページ(1万円分)を埋めて行くのが大変でした。ただ視覚的にどれぐらい貯まっているのかわかりやすく、達成感もあったので、モチベーションはずっと維持できていました。
中将:念願叶った現在のご心境をお聞かせください。
りぎたかさん:子供の頃からの習慣だったので、割とみんなやっているものだと思っていました。多少ウケを狙っていましたが、ここまで反響があるとはと驚いています。
中将:10万円の使い道は考えていますか?
りぎたか:使い道はなかなか思い付いていませんが、500円玉は防災に役立つというリプライをいただいたので、当面は有事に備えて保管しておこうと思います。
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まさかのトラブルや、仕事やプライベートでアクションを起こす際に、なにより必要になってくるのがお金。我々もりぎたかさんのような強い意志を持って貯金に励みたいものだ。