日本の人口の半分が色の塗られた場所に住んでいます…人口密度で色分けされた地図が話題「こんなに偏っていたとは」

中将 タカノリ 中将 タカノリ

日本の人口密度の偏りがSNS上で大きな注目を集めている。きっかけになったのはなのわにさん(@naniwa_osaka9)が制作した一枚の地図。

なのわにさんが「人口密度順に市町村を塗っていき、国内人口の半分になったところで止めた結果がこちら。」と、この地図を紹介したところ、SNSユーザー達からは

「そらツアー東京、名古屋、大阪、福岡になるわけだ」
「意外と那覇市が大都市並みの人口密度」
「豊橋入るの?!田舎じゃなかったんだ!」
「日本の地方が衰退する理由 地方は減税して住みやすい制度に変えよう」

などさまざまな感想や意見が寄せられている。

なのわにさんにお話を聞いた。

ーーこのテーマで地図を制作されようと思ったきっかけをお聞かせください。

なのわに:以前から地理や交通を趣味にしていて、都市の過密問題、特に東京一極集中問題には関心を持っていました。カナダの人口分布が極端に偏っていることがTwitter上で話題になっていたのをきっかけに、日本の分布もかなり偏ってることを示そうと考えました。

ーー色塗りを半分で止め、浮かび上がった人口分布をご覧になったご感想をお聞かせください。

なのわに:三大都市圏にかなりの人口が集中していることが改めてわかる図になったと思います。
人口の多い市でも、仙台、広島など広大な山間部を持つところはイメージよりも人口密度が低く、大都市周辺で合併をしなかった市町の人口密度は高いのが印象的でした。面積が様々な市町村単位での人口密度なので、イメージとのズレがあって興味深いものになったと思います。

ーーこれまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。

なのわに:結果の地理的・経済的考察だけでなく、地元の方の感覚など幅広い反応を大変興味深く見ております。また英語での引用リツイートもいただき、米国版”塗りつぶし”をされた方もおられるなど、想像以上の反響に驚いています。

色々な議論の題材にしてもらえたのは嬉しいですね。多様な見方ができる地図になっていると思うので、これをきっかけに地理や人口問題などに興味を持ってもらえたらと思います。

   ◇   ◇

地域、自治体ごとの特性や日本社会の抱える問題などさまざまなテーマに興味が広がるなのわにさんのこの地図。読者のみなさんはこの地図を見てどんな感想を持っただろうか?

【なのわにさん関連情報】

▽Twitterアカウント
https://twitter.com/naniwa_osaka9

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