「いつか行きたいな、、、」と思いながら、なかなか実現できないのが海外旅行というもの。そんな人の背中を押してくれるのが旅好きの漫画家・市川ヒロシさんの描く『ダナン ゆる旅漫画』です。X(旧Twitter)に投稿された同作では、旅行に行きたいけれど一歩を踏み出せない人に向けて、ダナンの魅力や旅行計画の立て方をわかりやすく解説しています。
物語は、旅行好きのしおりと出不精のでん子がテレビで海外旅行ランキングを見ているシーンから始まります。1位に選ばれたのは、ベトナムのビーチリゾート「ダナン」でした。でん子は「円安の今、リゾート地なんて高そう」と疑いますが、しおりは「ベトナムは物価が安いから、交通費もホテル代も意外とリーズナブル」と説明します。
しかしでん子は「予約の仕方がわからない」「休みが取れない」と悩み、不安を並べてしまいます。でん子の悩みを聞いたしおりは、具体的なアドバイスをしながら、旅行計画のハードルを1つずつ着実にクリアしていきます。しおりのサポートの甲斐もあり、でん子は遂に「とりあえず予約!」と、ダナン旅行を決断するのでした。
人気リゾート地であるダナンへの旅行の仕方を詳しく紹介した同作について、作者の市川さんに話を聞きました。
ーダナンを知らない人も多いと思いますが、市川さんは実際に訪れたことがあるのでしょうか?
これまでに5回ほど行きました。東南アジアの有名な観光地はだいたい巡ったので、新しい場所を探しているときにダナンを知りました。物価が安く、気候も温暖でビーチがあり、食事も美味しそうだったので「ここだ!」と思い、すぐに旅立ちました。
ーしおりさんのキャラクターはとても頼もしいですが、モデルはいるのでしょうか?
僕自身でしょうか(笑)見た目は違いますが、旅行の知識や経験をしおりを通して伝えています。
ー「いつか行きたいと言っていたら、いつまでも行けない」という言葉が印象的でした。この言葉にはどんな想いが込められているのでしょうか?
多くの人は忙しさを理由に、やりたいことを先延ばしにしがちです。でも、そうしているうちに貴重な体験のチャンスを逃してしまうことも多いなと思っています。旅行だけでなく、やりたいことを実現するためには、まず予定を決めてしまう。その上でやるべきことを片付けていく、というスタンスが大切だと思っています。
旅行の楽しさを伝えるだけでなく、行動を起こす大切さを改めて感じさせてくれます。「いつか行こう」と思っているだけでは、時間はどんどん過ぎてしまうもの。でも、一歩踏み出してみれば、意外とすんなり旅の計画が進んでいくこともあります。
<市川ヒロシさん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/ichikawahiroshi