3歳半になる大型犬、黒毛のラブラドールレトリーバーの男の子、ビリーくんと暮らすBILLIE@黒ラブのビリー(@Billie_blklab)さん。
この日、友人男性の子ども(6歳の男児)から、「ビリーくんのリードを持ちたい!」と、せがまれたそうだ。
「飼い主友人の子(6歳男児)がビリーを見てリードを持ちたいとせがむので、(男児の父親である)友人に、『ちょっと持ってみ』とリードを持たせて、『本気でふん張れよ』とスタンバイさせてから、『おいで!』とビリーを呼び寄せたら、『マジかー!』って言いながら引っ張られてた。大の大人で中型犬飼ってた人でもコレ。だから危ないんだ… 」
そうつぶやき、その時の再現CG画像をX(旧Twitter)に投稿したビリーくんの飼い主さん。投稿に対し、多くの共感の声が寄せられた。
「4WDのパワーは侮れない…」
「お子さんにもわかりやすい実例、素晴らしいです」
「これいい教材になりそう!犬の瞬時のパワーはすさまじいですから」
「普段はいい子、おとなしい」を信用しないで
友人男性の安否について、「(友人は中型犬を飼育していた)経験もあり、万全の準備をさせてからやったので転倒せず無事です」と、投稿していたビリーくんの飼い主さん。
「またこの時にもう1人、柴犬経験者の友人もいて、全く同じことをさせましたが、『嘘でしょっっ!』と叫びながら軽々と引っ張られてました。大丈夫です、無事でした」
「『普段はいい子』『いつもはおとなしい』は信用してはいけない。そんなこと言ったらビリーだって良い時は子どもでも散歩できるくらい良い子である」
<BILLIE@黒ラブのビリーさんのXの投稿より>
何かが起きた時、「責任を負うのは飼い主」だから
ビリーくんの犬種「ラブラドールレトリバー」は、盲導犬や介助犬などとしても活躍する、穏やかで利口な犬種だ。
黒ラブのビリーくんも飼い主さんのコマンド(命令)をしっかり理解している賢いワンちゃん。飼い主さんと行う「訓練」も積極的に楽しんでいるそうだ。
「ビリーは人が大好きで甘えん坊で、家の中でも誰かにくっついていることが多く、何をしていても可愛いです。ただ、ハイテンションでパワフルですし、猫や動物の気配には敏感なので、急に出くわして向かっていかないよう、散歩中は細心の注意を払っています」(BILLIE@黒ラブのビリーさん)
愛犬のパワーや行動を把握しているからこそ、「飼い主以外にリードを持たせることは基本的にはしません」と、飼い主さん。
「もし人や犬に何かが起きた時、責任を負うのは飼い主だと思ってます。普段のしつけも、『トラブルを起こさないため』というより、『起こり得る可能性を出来る限り排除する』という考えで行なっています。
実際、大型犬をお迎えしている飼い主の方々自身ですら必ず何かしらの事故……転倒、打撲、骨折など、決して軽くない怪我やトラブルを経験してるわけですから」(BILLIE@黒ラブのビリーさん)
子ども単独の「犬の散歩」も避けて
今回のビリーくんの飼い主さんと友人のエピソードからも、訓練士などの専門家以外の他人が、中型犬以上の体格の犬をコントロールするのは非常に難しいと言えるだろう。
また、小型犬だとしても、万が一の「責任」が取れない”子ども”が単独でリードを持つのも考えものだ。
なお、引っ張られていた父親の姿を見ていたからか、「ビリーくんのリードを持ちたい」とせがんだ男児については、「正直、周りに他のお友だちもいたため、あまり私の話は聞いていませんでしたが(笑)、リードを持つのはあきらめてくれました」(BILLIE@黒ラブのビリーさん)とのことだ。