最近はコーヒーショップ発の紅茶専門店や、台湾のティースタンドが若い子に人気だそうです。今までは断然「コーヒー党」と思っていた人も、アレンジが多彩でついつい惹かれているとのこと。フルーツたっぷりスイーツ感覚でも、無糖でスッキリでも、楽しみ方が自由なのがいいですね。そして最近、ペットボトルで【世界のアレンジティー】を楽しめる商品が発売されたそう。おしゃれカフェはちょっと照れくさい方には吉報ですね!
紅茶×烏龍茶 中国のお茶文化に着想
サントリーが今月18日に発売した「クラフトボス 世界のTEA」シリーズ。「様々な国や地域のティー文化に着想を得た」という同シリーズの4商品を、今回は実際に飲み比べしてみた。
まずは、セイロンティーをベースとした2種の紅茶と、「青茶」と呼ばれる爽やかな香りの烏龍茶を掛け合わせた「ブルーセイロンティー無糖」。発酵度の違う茶葉をブレンドして飲む中国の文化から着想を得たという。まずはフワッと華やかな紅茶の香りが広がり、後からスッキリと爽やかな烏龍茶の香りが追いかける。茶葉の風味はしっかり感じつつキレのいい後味が特徴で、食事中のドリンクとしても。和洋中、どんな料理にも合いそうだ。
紅茶×フルーツで 台湾のティースタンド風
一口で、南国のトロピカル気分に浸れるのが「フルーツティーエード ピーチ&マンゴー」。こちらは台湾のドリンクスタンドで定番の、フルーツティーをイメージした商品。ピーチ・マンゴー・りんごの3種類の果実の優しい甘さと、紅茶の華やかな香りが疲れを癒してくれる。果実味はしっかり感じながらも、あくまでも紅茶がベースなのでジュースとは違い後味スッキリ。集中力が切れそうな時の「活力回復・リフレッシュドリンク」としても頼りになりそうだ。オフィスで飲めば、なんちゃってワーケーション気分を楽しめるかも!?
紅茶×レモネードは アメリカでは定番
「ティーレモネードwithクールライム」は、アメリカ定番のティーレモネードに、ライム果汁をプラス。レモネードのフレッシュで心地いい甘酸っぱさと、ヌワラエリア茶葉の若葉のような若々しい香りがベストマッチ!甘すぎずゴクゴク飲める爽快感と、レモンピールのほろ苦さを感じる本格的な風味は、まさに大人のレモネード。これからの季節、お花見やピクニックなどのお供として、アウトドアシーンで楽しむのにぴったりの爽やかさだ。ぜひ、キンキンに冷やして持参したい。
紅茶×ミルク&練乳 イギリスで愛される味
最後は、紅茶の本場イギリスで愛される「贅沢ミルクティー」。「はいはい、ペットボトルのミルクティーね」と思った方にこそ、ぜひ一度お試しいただきたい。紅茶本来の華やかな風味をしっかりと感じ、その後こっくりと豊かなミルク感に包まれる。馴染みのあるミルクティーだからこそ、ペットボトル商品もここまできたのかと驚かされた。ミルクと相性抜群のアッサム茶葉、バラのような甘い香りのディンブラ茶葉、バランスの取れたケニア茶葉を合わせた、ミルクに負けない香りとコクは紅茶専門店顔負け。さらに練乳をプラスし、より濃厚な味わいに仕上げた。
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4商品を飲み比べてみると、柔軟な発想と掛け合わせで新しい味を生み出す楽しさを随所に感じる。アレンジティーがトレンドとなっているのも、コーヒー、紅茶、日本茶などの従来の枠を飛び越えた、「自由さ」が若者たちの心を捉えているからなのかもしれない。
◆中口のり子 芸術系大学卒業後、出版社にて地域情報誌の企画提案や取材などを担当。結婚・出産を経て、デザイナー&ライターとしてフリーランスに。ラジオ関西の情報サイト「ラジトピ」への寄稿ほか、大阪・兵庫を中心に活動。グルメから美容まで、最新の流行がいち早くキャッチできるこの仕事は天職!?