おみそ汁の大根は細切りか、いちょう切りか…夫の切り方で「小6の私が救われた」 調理実習での“トラウマ”描いた漫画が話題

門倉 早希 門倉 早希

漫画家・愛田ぱん(@pan_aida)さんがツイートしたマンガが、ツイッターで7.5万いいねがつくほど話題を呼んでいます。

「おみそ汁の大根の話。」とアップされたのは、愛田さんが小学校の頃、調理実習でおみそ汁を作ったときのマンガ。

おみそ汁の具である大根を、実家のお母さんに倣い細切りにしていた愛田さん。しかし、大勢の生徒の前で先生に「普通いちょう切りよ」と指摘されてしまいます。時を経て、結婚された愛田さんがある日、パートナーの方が作ってくれたおみそ汁を見ると大根が「細切り」なことに驚き。「小6の私が救われた」というほっこりエピソードでした。

ツイートには、「豚汁やけんちん汁はいちょう切りだけど、大根と卵のみそ汁は細切りでしたね」と料理によって切り分けている声。「長野・南信の山奥ですが、母もひたすら『太め』の細切りでした」「母は四国の人ですが、細切り大根と油揚げのお味噌汁とよく作ってくれました」と地域性を感じるものも。

ツイートには1000件を超えるリプライがつき、『いちょう切り』がツイッターのトレンドに入るほど大きな話題に。愛田さんに今回の件についてお話を聞きました。

それが当然なのかと思っていました

ーーすごい勢いでいいね数やリプライがついていますね。どういうきっかけで描かれたんですか?

「お味噌汁に傷付いたり救われたりする様子を描いたら、楽しく読んでもらえるかなと思い、描きました」

ーーパートナーの方が「細切り派」だと気づいたのはいつ頃だったんでしょうか

「作中の出来事は結婚してわりとすぐの時期です。でも私は昔のことが軽いトラウマで細切りを避けていて、夫には打ち明けずに5年経った最近までいちょう切りを続けていました」

「ちなみに夫はツイッターで見て、初めてこの漫画やエピソードを知りました。そして『絶対に細切り派』だと言っていました。でも、私がどんな風にお味噌汁を作ろうとも黙々と食べてくれています」

ーー素敵なご主人ですね。記者の実家も細切りだったので、なんの違和感もありませんでした。愛田さんもご実家での大根のおみそ汁は細切りだったんですよね。

「はい、実家の母がずっと細切りで作っていたので、それが当然なのかと思っていました」

ーーツイッターではいろいろな意見が飛び交っていましたが、いかがでしたか?

「たくさん反響をいただけて嬉しかったです。『地域等よって切り方に違いが出るのでは』というご意見がたくさんあり、視野が広がりました。色々な切り方の名前や、オススメの具などもたくさん教えていただき楽しかったです」

「また、こんなに見ていただけると思っていなかったので、とても驚いています。励ましのお言葉やオススメのお味噌汁レシピもたくさん教えてもらえて楽しかったです!ありがとうございます!」

   ◇   ◇

大根の「細切り」について調べたところ、名称として「千六本」という呼び方があるそうで、一般的に千切りよりは太目でマッチ棒程度の太さに細く切ったものを指すようです。

普段、おみそ汁の具材の切り方について話す機会はほとんどありません。知らないだけで、もしやほかにも切り方があるかも。みなさんはおみそ汁の大根、どんな切り方していますか?

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