車はどれくらい乗ったら乗り換えたほうが良いと思いますか？ 自動車の免許を取得したことがある30代から70代の男女500人に、想定する車の乗り換え・廃車のタイミングを聞いたところ、「10年以上・10万キロ以上」という回答が最多となりました。しかし、実際のタイミングはもっと早く訪れているようです。
廃車・事故車買取専門の「株式会社はなまる」が行った「車の乗り換え・廃車に関する調査」で、2022年1月に聞きました。なお、「現在、主に乗っている車のタイプ」は、「軽自動車」（29.9％）が最も多く、「コンパクトカー」（19.2％）、「セダン」（17.8％）、「ミニバン」（14.2％）、「SUV」（8.5％）と続きました。
「乗り換え・廃車だと思うタイミング」を聞いたところ、半数以上の人が「10年以上」（55.8％）」と回答。次いで、「7年以上10年未満」（21.4％）、「5年以上7年未満」（12.0％）という結果でした。また、走行距離については、「10万キロ以上15万キロ未満」（31.4％）」と回答した人が多く、次いで「15万キロ以上」（29.8％）、「7万キロ以上10万キロ未満」（20.4％）という結果だったそうです。
なお、実際に廃車手続きをしたことがある人を対象に、「廃車にした理由」を聞いたところ、7割近くが「老朽化や経年による経年廃車」（69.2％）と回答。次いで、「トラブルや故障による余剰廃車」（19.6％）、「車検費がもったいないから」（12.4％）、「車を使う機会がなくなったから」（12.4％）、「交通事故や地震・台風等の天災による事故廃車」（11.2%）と続きました。
また、直近で廃車手続きをした車に乗っていた年数を質問したところ、平均は「7年2カ月」でした。中央値でみると、少し短く「6年3カ月」だったといいます。中には、「30年」乗って廃車にしたと回答した人もおり、年代が上がるごとに乗った年数も長くなる傾向にあったそうです。
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なお、「車を乗り換える際に希望エンジンタイプはなんですか」と聞いたところ、定番である「ガソリン車」（38.4％）が最も多く、次いで、「ハイブリッドカー」（36.6％）という結果に。「電気自動車」（17.2％）、「水素自動車」（2.2％）という回答もあり、環境に優しいとされる車に一定の注目が集まっていることが伺えたといいます。
高齢ドライバーの手数料の改定や「運転技能検査」が2022年5月より開始されることに伴い、免許返納への意識はさらに高まると考えられます。そこで、「何歳で免許の返納をしたいですか」と質問したところ、最も多かった年齢層は、「75歳～79歳」（27.4％）という結果に。次いで「80歳～84歳」（23.6％）となり、合算すると過半数（51.0％）の人が「75歳～84歳」に返納したいと考えていることが分かりました。また、「返納するつもりはない」（13.4％）という人もいることが分かったそうです。
