2月6日、札幌市を中心に記録的な大雪が降りました。この影響でJR北海道が札幌駅発着の全ての列車で7日の始発から運行を取り止めるなど、交通機関にも大きな影響が出ています。Twitterでは一時「雪降りすぎ」などの言葉が飛び交い、札幌で暮らす人たちが目を疑うような積雪の光景を続々と投稿。そのうちの一人、ナホさん(@naho_watanabe)に現地の状況などを聞きました。
ナホさんがTwitterにアップしていたのは、駐車場の車が雪に埋もれて無数の白い小山のようになっている様子。「雪降りすぎ……どれが自分の車かわからない……」というコメントには「うわあ……確かに……」と相槌を打つことしかできません。
「ここまで降るのは札幌市民もビックリです」と話すナホさんに、いくつか質問してみました。
—今回の雪ですが、ナホさんがお住まいのあたりではいつ頃から激しくなって、現在はどのような状況なのでしょうか。
「土曜日(2月5日)の夜から激しく降っていました。その雪が結局翌日お昼頃までずっと降り続いたため、お昼前に出掛けようと外に出た時にこの光景を見てビックリしました。ちなみに土曜日の昼間は天気が良かったので車で出掛けており、夕方に帰宅した時点では車には雪が何も乗ってない状態でした」
「今日(7日)は午前中は日差しが出るほど晴れておりますが、JRもバスも運休が多いらしく、道路はかなり渋滞しているようです。交通量が多い道路が1車線になってしまっているのも原因みたいです」
—どれが自分の車かわからないほどの積雪が一夜に! 車を掘り出すまでどんなご苦労がありましたか?
「昨日お昼前に本当は車で出掛けようと思っていたのですが、見た瞬間にこれは時間が掛かりそうだと諦めて地下鉄で出掛けました。結局昨日は雪に埋もれた車には手をつけず、今朝20分くらい掛けて掘り起こしました」
—今回の積雪量は札幌市民も驚きとのこと。特に印象に残っている光景や影響について教えてください。
「道路脇に積み上げられた雪の高さが例年よりも高いというのを感じております。あと、私は自宅がマンションのため体験しておりませんが、一軒家に住んでいる友人は『1階の窓が雪で覆われてしまった』と言っていました」
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札幌市中央区の札幌管区気象台では、6日午後2時までの24時間降雪量が60cmを観測。「昨冬までの1位の値以上」だったそうです。また同気象台の発表によると、北海道地方は8日にかけて冬型の気圧配置が続きますが、7日夜から8日はじめにかけては、冬型の気圧配置は緩む見込みということです。