「私、CD使った事がありません」
新社会人にCDで音楽を聴いたことがない層がいるという話題がSNS上で大きな盛り上がりを見せている。
きっかけになったのは麻酔科専門医のnosadaさん(@anesthnosada)の
「今日の局所麻酔オペの患者が音楽CD持参で入室して来たのですが、受け取った新人看護師がフリーズしておる。
『私、CD使った事がありません』
続いてフリーズする俺、外科医、そして患者本人。
ジェネレーションギャップを残酷なまでに痛感させられました。
この痛みは鎮痛できなかったよ……」
という投稿。
nosadaさんは患者の精神的な安定のため手術中にかける音楽の持ち込みを推奨しているとのことだが、それでまさかこんな残酷な現実を思い知らされることになろうとは…。nosodaさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「同じくオペ看1年目ですがCD使用方法自信無いです…。」
「20年前の看護学生です。オペ室実習で
消化器の先生が洋楽ガールズポップかけながら
電メスの焦げる匂いなどを思い出しました。
そうかぁー 20代たしかにCD知らない子いますね。」
「この前、CDを手に乗せ、『気円斬!』と叫び、ダブルでジェネレーションギャップを感じた中年男性が通りますよ。」
「そうか・・・今だともう、スマホでしか音楽を聴いたことがない、みたいな人もいるわけですね。
『オーディオ・ファン』の中年オヤジとして悲しい^^;」
「この上なく、患者さんに優しい病院だなぁ。
その優しさが、まさかの新しい痛みを生み出すことになろうとは。。
気の毒過ぎて、面白い」
など数々のコメントが寄せられている。
一般社団法人日本レコード協会の発表によると、CDの購入額はここ10年で約7割減少。(2020年度「音楽メディアユーザー実態調査」報告書公表)とはいえ日本は他国に比べまだCD市場が維持されているほうなのだが、それはアーティストグッズとしての側面が重視されているからであって実際にCDが聴かれているわけではないのだ。今10代、20代の若年層が音楽を聴くのはサブスクリプションやYouTubeが主流。CD世代からすると寂しい限りだが、CDの存在すら知らない層が出現するのも時間の問題かもしれない。
nosadaさん関連情報
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