「娘の漢字ドリルのイラストに、昭和生まれの母は動揺を隠せない」
Twitterに投稿されたある画像が、世の「昭和生まれ」を震え上がらせています。小学生の漢字ドリルに掲載されていた「昭和生まれ」のイメージは、なんと杖をついた和服姿のお婆さんのイラスト。平成、令和と元号が変わる中で、昭和のイメージもいつしか遠い“昔話”の領域に足を踏み入れつつあるようで……いや待て、おかしいやろ!(笑)
動揺を隠せなかったのはもちろん、投稿者であるひよ子bkkさん(@adpr6lrF6KE2eMy)だけではありませんでした。
この投稿には「自分も相当動揺しとります」「昭和生まれだが、この絵には抗議したい」「どんだけ年寄りやねんwww」「私ら老婆らしいぜ」などのコメントが相次ぎ、さながらTwitter内にいる「昭和生まれ」を炙り出すリトマス試験紙状態に。とはいえ、そもそも一口に「昭和生まれ」と言っても60年以上も幅があり、若い人はまだ30代前半なわけですから、このイラストを見て多くの人が動揺したのは無理もありません。
「悔しいけど納得せざるを得ない」
ひよ子bkkさんに聞きました。
―これは何年生のドリルで、どういう文脈で登場したイラストなのでしょうか。
「小学3年生の漢字ドリルで、『昭』の字のところです」
―お子さんの反応はいかがでしたか?
「子どもはそもそも元号がいつ頃のものかなども全くわかっていないので、私がショックを受けていてもピンと来ていない様子でした」
―ひよ子bkkさま自身は昭和何年生まれで、このイラストを見てどう感じられましたか?
「私は昭和57年生まれの39歳なのでギリギリ30代です」
「今の小学生から見ると、昭和生まれはこんなイメージなのかと驚きました。このイラストは自分の目には明治ぐらいの印象ですが、たしかに2つ前の元号という点では同じなので、悔しいけど納得せざるを得ないですね」
ひよ子bkkさんは昨年3月から家族4人でタイのバンコク在住。お子さんは日本人学校に通い、日本の小学校と同じカリキュラム、同じ教科書で勉強しているそうです。「使っていた漢字ドリル(新学社)はこちらです」と後で送ってくださった画像を見ると…これ「うちのタマ知りませんか?」やんけ!昭和生まれの私も使っていたやつです。さっきまでドリルを敵視しかけていましたが、急に親近感が湧いてきました。ありがとう、タマ&フレンズ…。