赤ちゃん見たら、こっそりやってしまう…「え、これバレてるのですか?」「だって赤ちゃん可愛いんだもの」

太田 浩子 太田 浩子

 歩いているときや電車の中で、抱っこされている赤ちゃんと目が合ったら思わずニッコリする方も多いのではないでしょうか。そんな優しい世界を描いた漫画がツイッターで注目されています。

 「子育てしていて気付いたこと」と漫画を投稿したのは「るしこ(@39baby_com)」さんです。15キロになった2歳9カ月の息子さんを抱っこして歩くるしこさんは、肩越しに後ろを見ている息子さんの小さな変化を感じることがあります。何かをじーっと見ていたり、「ふふっ」と小さく笑ったりする息子さん。

 あえて確認しませんが「抱っこのとき後ろでこっそりあやしている人 結構いる」と日々感じています。そして心の中で「ありがとうございます」と感謝するのでした。

ママに気づかれているんですね

 この漫画にこっそりあやしていた人たちから「え、これバレてるのですか?」「たまにやってましたけどママさんにも気付かれてるんですね、、恥ずかしい」「ほぼ毎回してしまいますが、なぜか親御さんに隠れるようにやってしまいます」という声が寄せられています。るしこさんによると、子どもが急に機嫌が直ったり、照れたり隠れたりするのでこっそりあやしてくれていてもだいたい気がつくそう。

「世の中にはイイ人、優しい人も実は結構居るんやなって嬉しくなりました」
「出勤時リーマンあるある。電車でいかにしてマッマに気付かれずに変顔で赤ちゃん笑顔にするかチャレンジ」
「むしろママさんに気付かれようがやってたな… チビちゃんの笑顔は宝や…」
「私もよくやります。ニコッてしてくれたり、バイバイしてくれたら、私も幸せ時間を共有させて貰えて嬉しくなります」
「だって赤ちゃん可愛いんだもん」
「めっちゃ手ぇ振ってしまうし、反応があるといないいないバァまでしてしまう一般大学生です。不審に思わんでください」

リプ欄には、赤ちゃんを見るとあやさずにはいられない心優しい人たちが集まり、ツイートは5.9万以上の“いいね”がついています。

でも…ちょっぴり悲しい思いをしたことがある人も

 なかには「あやしたらお母さんにめちゃくちゃ睨まれたんです。今後のこともあるので、どういう状況が考えられるか教えてほしいです」という人も。るしこさんはあやしてもらって困ったことがないので…と前置きした上で「その方が自身の子供に絡まれたくない方だった、子に対して何か真剣な話をしていた、反省して欲しいタイミングだった、もしくはその時たまたま余裕がなかった…等でしょうか」と想像します。

 「子供に突然触る、とかでなければわたしは特に気になりません。ありがたいなあと感じます」とるしこさん。ですが、全ての親御さんが同じではないですし、さまざまな状況があるということは覚えておきたいですね。

私自身も赤ちゃんを見ると変顔したりして、こっそり構ってしまいます

 日々の育児で忘れてしまいそうな出来事を書き留めておきたいという思いで、育児漫画を描くるしこさんに聞きました。

──赤ちゃんをあやしていると気がついても、振り返ったりはしない?

 わたしもそうなのですが、やっぱり親御さんには気付かれないほうがやりやすいというか…赤ちゃんに構いたいだけなんですよね(笑)。なので後ろで見えないようにあやされてるな、と思った時は、気付いていても気付かないフリをしています。

──気がついた時は、どんなことを思いますか?

 子どもを連れているときは普段より周囲を警戒しているので、敵意が無いと分かるだけでめちゃくちゃありがたいです。また、子どもが少々ぐずったり機嫌が悪くても、親以外の人から遊んでもらうとケロッと気分が変わったりするので、そういう点でも助かります。

──小さい子どもを連れているときは、迷惑をかけていないかとか、いろいろと緊張しがちですよね。でも「私もあやします!」という人が想像以上に多かったです。

 私自身も赤ちゃんを見ると手遊びしたり変顔したりとコッソリ構ってしまうので、「私もー!!」という気持ちでした。これからも子育て中に出会った方々との嬉しい話をたくさん描いていきたいです。

 ◇ ◇

 自身も赤ちゃんを見るとこっそりあやすことが多いるしこさんは、マスクをしていてもできる方法があれば教えてほしいとコメントしていました。これに対して、目を大きく見開いたり、眉毛やメガネを上下に動かしたり、手でキツネさんを作ったりというネタが集まっています。

「教えていただいたそっぽ向いて急に振り向くというのを先日やってみました! 見知らぬ赤ちゃんでしたが、ニコーッと笑ってくれました。また手指を使った遊びなど、コロナ禍でも出来そうなものは機会があれば試したいなあと思います」(るしこさん)

 るしこさんの育児漫画はTwitterで発表されるほか、「よもんが」(スマホ専用サイト)で読むことができます。

■「今日のぽよるし」(よもんが) https://yomonga.com/title/1675

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