「深夜笑っていると必ず起きてくる 犬の反応が気になる件」とつぶやき、4枚の漫画をツイッターに投稿した石原 雄さん(@K5dbZRmjNe77i5r)。
石原さんは、6歳になった柴犬の女の子「ハルさん」と暮らす漫画家さん。ハルさんをモデルにした、柴犬と女子高生が終末世界を巡る石原さんの漫画『世界の終わりに柴犬と』は、犬好きさんたちからも絶大な人気を誇る作品です。
そんな石原さんがツイッターに投稿した、書き下ろし漫画「深夜笑っていると必ず起きてくる 犬の反応が気になる件」。
そこに描かれていたのは、夜型の飼い主さんとの生活に慣れ、ちょっとやそっとのことでは起きない柴犬のハルさん……が、なぜか石原さんの「突然の笑い声」にだけ反応し、必ず起きてすり寄って来るというハルさんの姿。
「みなさんの愛犬はどうですか?」という石原さんの問いかけに対し、「うちの子も同じ!」という犬飼いさんたちから共感の声が殺到。続々と寄せられる犬飼いさんたちのリアルな証言とともに、2万8千人以上(11月11日現在)ものいいねがつきました。
「うちの子も、母が爆笑してると覗きにきます」
「うちの秋田犬も飼い主がテレビを見て爆笑してると寄ってくるかも」
「(漫画を見て)あるある過ぎて笑ってたら、心配そうに寄って来ました」
石原さんは「突然の笑い声」にだけ反応してすり寄って来る理由について、漫画の中で3つの理由を推測しています。
推測される理由①
「深夜ひとりで馬鹿笑いしている主人の正気を心配している」
推測される理由②
「人間の”笑い”はサルの威嚇から進化したものだといわれているが、叱られていると勘違いして不安になっている」
推測される理由③
「主人がなんか楽しそうにしているのに自分だけのけ者にされていると感じている」
寄せられたリプライを見ると、犬飼さんたちが推測する理由は、③が圧倒的多数の模様。
「多分③ですね」
「飼い主が一人で楽しんでる③…に1票」
「③でしょうか。私の相手して~、寂しいよぅ、かな」
「うちのワンコもスマホ見て笑うと怒ります。嫉妬かな?と思ってます」
続いて多かったのが、「ウチの子と照らし合わせると①かなぁ」という意見。ちなみに①を推測した人の多くは、「500回も見てるなら理由は①ですね」と、石原さんが同じ柴犬動画を500回以上も見てるのに毎回笑っている…という漫画の中に描かれたエピソードが理由…でした。
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母親が赤ちゃんの目を見つめる時、「愛情ホルモン」であるオキシトシンの生成が促進されると言われています。科学誌に発表された研究論文によると、人間と飼い犬がアイコンタクトを取る時にも、同じようにオキシトシンの分泌が促進されるそうです。
飼い主への心配なのか? それとも、嫉妬なのか?「深夜笑っていると必ず起きてくる」理由は、犬たちだけにしかわかりません。しかし、真夜中に1人で爆笑する飼い主さんに近寄り心配そうに見つめる愛犬の行動が、飼い主さんたちへの「愛」であることだけは間違いなさそうです。