5歳の柴犬の女の子、ハルさんと暮らす漫画家、石原 雄さん(@K5dbZRmjNe77i5r)。ハルさんをモデルにした、柴犬と女子高生が終末世界を巡る石原さんが描く漫画『世界の終わりに柴犬と』は、犬好きさんたちからも絶大な人気を誇る作品です。
そんな石原さんが、「フィラリア予防薬」をめぐる愛犬、ハルさんとの戦いを描いた、計4ページの書き下ろし漫画「犬と私の三日間戦争」をツイッターに投稿。フィラリアとは、蚊に刺されて感染する寄生虫の病気です。すると、12万以上のいいねがつき(8月23日現在)、犬飼いさんたちによる爆笑と共感のリプライが殺到しました。
「まるで実家の柴犬を見ているようです」
「ウチだけじゃなかったのかw」
「猫ですが、同じ様な戦いありました……」
「そうなんですよ。ある月から突然こうなる」
「犬種違いますが、わかりみしかない」
「世界一かわいそうなワンコなんだ、って態度とりますよね(笑)」
「わかります。なんでこんな無駄なプライドと意地を通すか不思議」
「最後のコマ、爆笑です」
1「食べない」
漫画を見ると、ハルさんの「フィラリア予防薬」は、「ネクスガード」のソフトチュアブルタイプ。「ネクスガード」公式サイトによると、「植物由来(大豆)かつ牛肉風味なので多くのワンちゃんが喜んで食べています」とのこと。
しかし、ハルさんは「食べない!」。ガンとして食べません。さすが強い意志を持つ犬=柴犬!「去年まで普通に食べてたじゃん!!(あと一粒いくらすると思ってんの?!)」と憤るご主人様。ちなみに、ハルさんの1カ月分は約3000円ほどだそうです。
2「ならば戦争だ」
そのままでは食べないハルさんのため、予防薬を砕いていつものドライフードに混ぜ込む石原さん。「先月はこの方法でいけた」そうですが、今回は何をしても食べないハルさんに、石原さんが宣言します。「…よろしい、ならば戦争だ」。
3 その「演技」やめてくれない?
1日目、やはりガンとして食べないハルさん。2日目、この日も食べません。
目の前にごはんがあるのに「ボクかわいそう」っていう態度と演技を繰り出すハルさん。お散歩では元気なのに、やめてくれない?
4「柴犬の意地とプライド」
3日目、やはり食べない…と思っていたら、「なんかキレイに無くなってるう!!」。3日目にしてようやく戦いを終えたハルさんの後ろ姿に、「柴犬の意地とプライドを見た」石原さん。「これ来月もやるの?」という最後の一言に、柴飼いさんの悲哀が……。
漫画「犬と私の三日間戦争」に寄せられたリプライを見ると、「うちの子はこれが大好物」「いつも瞬食!」と、大半のわんちゃんが予防薬=おやつ、として美味しく食べている模様。「ネクスガード」の公式サイトにも、90%のわんちゃんが「喜んで食べました」とあります。
とはいえ、ハルさんのようになぜか「食べなくなった」わんちゃんも少なくなく、飼い主さんはそれぞれ苦心されているようです。
減塩チーズやハムで包む、さつまいもに混ぜる、粉のヤギミルクをかけるなどなど。リプ欄には投薬の際のさまざまなアイデアが寄せられました。そのなかで、「その方法は初めて聞きました(´⊙ω⊙`)」と石原さんが反応していたのが、「うちは錠剤タイプですが、ごはんに混ぜる作戦が失敗してからは、粉状に砕いて舌の奥に塗りつけます」というもの。
「ネクスガード」の効果が持続するのは、約1ヵ月間。地域差はありますが、蚊が活動を停止する15度以下の気温になるのは、10月中旬から11月中旬頃。
石原さんちの月に1度の「犬と私の三日間戦争」は、まだしばらく続きそうです…。