「ウチの犬の狂犬病予防接種の一連の流れ」と、柴犬の注射の流れを8コマで描いた漫画をTwitterに投稿した石原 雄さん(@K5dbZRmjNe77i5r)。今年も3月からスタートしている「狂犬病予防接種期間」での犬さんあるあるに、犬好きさんから笑いと同情の声が殺到しています。
「吹いた!」
「うちのわんこも全く同じ(笑)」
「病院の床がツルツルなのはそういう…(違う)」
「step3がツボです」
「ステップ7が、笑える」
「Step8 で何を思うのか…」
「イッヌには申し訳ないがこれは笑ってしまう」
「ウチは混合ワクチンも打っているので、これは年2回のルーティンです」と石原さん。気の毒だけど可愛くて笑えるこの一連の流れを繰り広げているのが石原さんの愛犬、ハルさんです。
ハルさんは5歳の柴犬の女の子。石原さんいわく、「一般的な柴犬と比べておだやかだと思います。よそでよく、お上品な犬といわれますが、用心深いんだと思います」というハルさん。静かに拒否と逃亡を試み、恐怖に震えながら虚無になっていく…。用心深いハルさんの心境を思うと気の毒でなりませんが、漫画で見るこの一連の流れにはやはり笑ってしまいます。
しかしどうにも気になるのが、「心なしか目を合わせてくれない」という、「Step 8 帰宅」の後の展開です。
「本当はちょっとへこんでいるだけで怒ってないです。家に帰れば何事もなかったかのように元どおりです」(石原さん)
今回、石原さんが漫画にした8段階のハルさんの行動には、「うちも同じ!」と多くの犬飼いさんから共感が集まりました。注射や動物病院が苦手なのは猫ちゃんも同じですが、とくにStep 2や3は、首輪やリードをつけた犬さんあるある。動物病院でもよくみかける光景です。
犬さんの注射あるあるを8つのステップで描いた石原さんは、プロの漫画家。ハルさんをモデルにした柴犬が登場する人気漫画シリーズ『世界の終わりに柴犬と』(1~3巻)の最新作は、石原さんのTwitterでも公開されています。
「郊外で一人暮らしなので、自分だけの柴犬を飼うという夢を叶えました。『世界の終わりに柴犬と』の柴犬は、もちろんハルさんがモデルです。最初は仕事とは別に、好きな漫画を描こうと始めたのですが…まあ、犬が一番好きなので」(石原さん)
犬好きの漫画家さんが描く、注射の犬あるある。今は「狂犬病予防接種期間」の真っただなか。全国の犬さんと飼い主さんたち、かわいそうだけど注射がんばってくださいね。
■「世界の終わりに柴犬と」石原 雄 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF00000069010000_68/