最高5千両!「悪代官」からご褒美 映画村であなたも「おぬしも悪よのぅ」しませんか?

京都新聞社 京都新聞社

 「越後屋、おぬしも悪よのぅ」

 「お代官様ほどではございません」

 時代劇でおなじみの怪しげな会話が、京都にあるテーマパーク「東映太秦映画村」(京都市右京区)から漏れ聞こえてきそうだ。「悪代官」からの褒美の小判を皆さんにも…。

 実はこれ、最高5千両(5千円)分の施設利用券が当たる「おぬしも悪よのぅ」と銘打ったくじ引きキャンペーンのこと。11月1日の映画村創立記念日に合わせ、今月14日まで催されている。

 「入村」した個人客を対象に、特等5千円分から1等千円分、2等500円分、3等100円分までの金券をくじ引きでプレゼントし、村内のレストランや土産店、アトラクションで利用してもらう。4等でもアマビエに扮(ふん)した映画村のイメージキャラクター「かちん太」のスマホ用壁紙を贈呈しており、外れくじはない。

 キャンペーンの名称とは裏腹に、映画村のスタッフはいたって真面目だ。新型コロナウイルスの影響で苦境が続き、今年5月の休業明けの時期は「ほとんどお客さんがいなかった」。ただ、緊急事態宣言が全面解除された先月は、修学旅行生や家族連れをはじめ、コロナ禍前の7~8割まで客が戻ってきたという。

 スタッフは「数ある観光地から映画村を選んでいただいてありがたい」と思いを込め、感謝の気持ちを「悪代官からの褒美」という形で還元することにした。

 「おぬしも悪よのぅ。」「越後屋」といった文言や、小判などをあしらった10種類以上のフォトプロップス(写真用の小道具)も貸し出し中。江戸の町のオープンセットとともに「映える」こと間違いなしで、土、日曜には悪代官も実際に登場する。京都観光に訪れた折りは、悪代官からの褒美を手に、映画村を存分に楽しんでみてはいかが?

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