京都府亀岡市東つつじケ丘のシフォンケーキ専門店「ROSETTA」が、店前でケーキの無人販売を始めた。新型コロナウイルスの流行が長引く中、客が少しでも楽しめるよう知恵を絞った。店主は「自宅で甘い物を食べてストレスを発散してほしい」と話している。
横谷真也さん(47)が、人との接触を減らすことが呼び掛けられるコロナ禍の状況下でもシフォンケーキで元気を出してもらおうと考案。バニラやチョコレート、バナナといった人気の味の端っこを日替わりで詰めるオリジナルの商品で「味の宝箱」と名付けた。ケーキの上には、たっぷりの生クリームと生キャラメルソースがかかったものと、生クリームとショコラソースがかかったものの2種類がある。
無人販売所は横谷さんの手作りで、客が冷蔵庫に入ったケーキのパックを取り出し、料金箱にお金を入れて購入する仕組み。磐榮(ゆあさか)稲荷宮(下矢田町)の協力で料金箱の横に小さな鳥居を設置したほか、ケーキにはくすりと笑える一言を添えたおみくじも付けた。
1パック500円で、毎日午前8時ごろから購入できる。なくなり次第終了。