高級車ブランドが手掛けた意外なグッズが今、Twitter上で注目を集めています。
Twitterユーザー「ゆくし医」さん(@NuclearFlower)は9月23日、自身のツイッターを更新。「キャンプ用品をネットで探していたら『ベンツの焼きごて』を発見。ステーキやパン、卵焼きなどに使う事で手軽に高級感(?)を演出できそうだ 因みにMercedes-Benzの純正品」と投稿しました。
「高級車メルセデス・ベンツが作った焼きごて」という意外性が話題になり、投稿は瞬く間に拡散。2.3万を超える「いいね」が集まりました。
メルセデス・ベンツ「既に完売に近い状況です」
ドイツ・ダイムラー社のブランド、メルセデス・ベンツを日本で販売する「メルセデス・ベンツ日本株式会社」(本社、東京都品川区)に電話で尋ねると、焼きごては間違いなく同社の商品ということが分かりました。担当者に話を聞きました。
商品名は「メルセデス・ベンツ バーベキューアイロン」(税込み4950円)。アイロンと呼ばれる焼き印部分に直径約10センチのベンツのシンボルマークが象られています。持ち手の長さは約40センチ。
使い方は「火にアイロンをかざし、十分熱せられた状態で既に焼かれた肉にスタンプします」。焼き印のサイズを考えると大きなステーキ用お肉が必要になりそうです。
日本国内での取り扱いは2021年3月から。「ドイツのメルセデス・ベンツ社で設定された商品で、昨今のアウトドアブームを考え、日本での導入を決定しました」。
メルセデス・ベンツ正規販売店とブランド発信拠点「メルセデス・ミー」で販売を始めたところ予想以上の反響があったようで「販売店において展示スペースに置いておくと多くの方が手に取っておられました。昨今のアウトドアブームを反映し、既に完売に近い状況です。運よく販売店に在庫がある場合に限り手に入ります」。
ベンツのエンブレム、由来は?
ベンツのボンネットやフロントで輝くエンブレムの正式名は「スリーポインテッド・スター」。1909年に商標登録された、歴史あるシンボルマークです。マークの由来は「陸・海・空を示します。ダイムラー社はかつて陸・海・空すべての乗り物にエンジンを載せていました」(同社担当者)。
投稿者「アウトドアグッズとして実用性高い」
「公式の商品であることに驚きました」と語るのは投稿主のゆくし医さん。
「初めは注目を集めるだけの商品であろうと感じました。しかし、眺めているうちに、その形状からジャガイモやカレールーを砕いたりなど案外焼きごて以外でも使用できる、アウトドアグッズとして実用性の高い商品ではないかと考えました」
Twitterでの反響の大きさには「私のアカウントは医療に関係する創作イラストを投稿しつつ、日常で感じた面白いことを呟くものでした。今回は『日常』の部分で大きな反響をいただきましたが、本業の『創作イラスト』の方でも反響をいただけるよう頑張りたいです」。
ちなみに購入予定をたずねると、こんな答えが返ってきました。
「欲しくなったので購入を検討しておりますが、妻に良い顔をされなかったので現在交渉中です」