えっ!ステラおばさんがパリピってる!? 渋谷のクッキー店のネオン風看板が大反響 看板メーカー「舞い上がってます」

金井 かおる 金井 かおる

 LEDサインや看板のメーカー株式会社ダイカン(本社、大阪市大正区)の公式ツイッターアカウント(@Daikan_Co_Ltd)が投稿した動画が注目を集めています。

 「ネオン風LEDで動いているステラおばさんがとてもオシャレですね!」

 撮影場所は東京・渋谷に今月オープンしたばかりの「ステラおばさんのクッキーしぶちか店」。ひときわ目を引くのが、壁面に設置された同店実在のキャラクター、ステラおばさんのLEDサインです。発光パターンによりリズミカルに右手を上げてポーズを決めます。ディスコで踊っているかのようなファンキーな姿に、「サタデーナイトフィーバー?」「めっちゃパリピ」「渋谷まで見に行こう」などの反響が寄せられ、約8千のいいねがつきました。

ハリセンボン春菜さんに知らせるファンも

 クッキー店の公式ツイッターアカウント「ステラおばさんのクッキー公式」(@auntstella_jp)も投稿を引用し、「キラキラの私を見に来てね」と反応。同店担当者は「駅の通路に面した店舗ですので看板の撮影をご所望いただくことが増えました。思った以上の反響をいただき光栄です。ぜひクッキーをお召し上がりいただけたらと思います」とコメント。

 さらには「ステラおばさんじゃねえよ!」のネタで知られるお笑いコンビ「ハリセンボン」近藤春菜さんと箕輪はるかさんの公式ツイッターアカウントへ看板の存在を知らせるファンも現れました。

看板メーカー「工場内で歓声が上がった」

 同LEDサインを製作したダイカンの担当者に話を聞くと「普段のいいねは10個程度」。それが約8千のいいねがつき「『バズるってこういうことなんや』と社内で話していたところでした」と驚きを隠せない様子でした。

 同社代表取締役専務の仁義健さんや製作担当者に話を聞きました。

 ーー看板が大変注目されています。

 製作担当者「『あの有名な“おばさん”の看板を作らせてもらえる!』からスタートしました。腕が動くサンプル動画をもらって、その雰囲気に合わせるにあたり、『速度感が合うのか?』『いいタイミングで動くのか?』と施工されてお客様が喜んでくれるまで少し不安でしたが、完成品を見て『これなら大丈夫!』と自信を持って送り出すことができました」

 専務「手で触れても安全なネオン風LEDサインがベストポジションへ配置され、ユニークなモーションで動くステラおばさんのギャップ感にもインパクトがあります。お褒めの言葉をいただき、うれしさに舞い上がってしまいました」

  ーー納品前のLEDサインを初めて見た時の感想は?

 専務「工場内で出来たばかりの完成品を仮配置して、スイッチを入れるやいなやモーションが始まり、見ていたスタッフから歓声が上がりました」

 営業担当者「完成品を見たときにはまず面白くて笑ってしまいました。本当にあのステラおばさん?と別形態の店舗なのだろうかと感じたほどです」

最近は「目立つための明るさよりも雰囲気重視」

 ーー最近、ネオン風のサインをよく見かけますが、人気なのでしょうか。

 専務「LEDサインはこの10数年で、オフィスや店舗サインとしても急速に普及してまいりました。その中でシャープでデジタルチックなLEDサインよりも、ここ数年では情緒感あふれるネオン風LEDサインの人気が増えています」

 デジタルコンテンツ担当者「確かにフォルムが柔らかくLEDながら温かみを感じる光を放つネオン風サイン(ルミレターネオン)のご発注は増えてきています。これまでは他店より目立つためにと、とにかく明るさだけを追求する流れでしたが、最近では雰囲気を重視されるお客様が増えている実感があります」

 今後のトレンドとして同社が注目するのは、サインと映像をプロジェクションマッピングの応用で融合させる製品「サインエンターテインメント」。同社専務も「ロゴサインがまるで生きているかのようなモーションで動き出します。これからのトレンドになる予感が漂っています」とアピールします。

 同社では大阪・なんばパークスタワーに体感型ショールーム(予約制)を運営しています。お問い合わせは同社ホームページの専用フォームへ。

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