教育の場でも社会と同じようにICT活用ができるようにと始まった「GIGAスクール構想」。しかしながら教室にはPCを活用する上で意外な盲点があるといいます。それはなんと…「机が狭すぎること」! そんな課題を解決すべく、簡単に机を広げることができるアイテムが登場し、話題を集めています。
プログラミング教材の販売などを手がける株式会社ティーファブワークスが開発した「天板拡張くん」です。
GIGAスクール構想では、小中学生が1人1台PC端末が使える環境整備が打ち出されていますが、同社によると現在の学校の机の大きさでは、PCと教科書を一緒に置くスペースがなく、机から落下させてしまうリスクもあるのだそう。
「天板拡張くん」は、生徒の使う机に差し込み、ネジで固定するだけで、机の奥行きを10センチ拡張できるアイテムです。机を大きな天板に交換する費用と比較すると半額程度のコストで済むといいます。また、前方・左右に落下防止ガードがついているため、教科書やノートと一緒にPCをずっと置いておく余裕がつくれるだけでなく、パソコンの破損リスクも下げられるといいます。
また、角を丸くして、怪我や服を引っ掛けることがないようにしているほか、装着したまま机を向かい合わせにしたり、椅子やほかの机を乗せたりしても、邪魔にならない設計にしているそうです。
SNSでは「確かに小中の机って小さい」「これはとても便利そう」といった声が続々と。「広さ拡張もそうだけど、落下防止ガードがついているのは大きい」「なかなかのアイデア商品」などの意見がみられたほか、学校向けだけでなく「一般のデスク用ができたなら(自分も)ほしい」と感じた人もいたようです。一方で、「机ごと変えないのが日本的だよなあ」「教室の狭さもどうにかしてほしい」といった指摘もありました。
希望小売価格は1個あたり2300円(本体価格)で、5個単位で販売されます。購入に関する問い合わせは、内田洋行まで。
■製品ホームページ
https://tfabworks.com/product/tfw-de/