身長別の理想的な歩幅を表示したシートが滋賀県草津市の市役所2階と4階の廊下にお目見えした。市民や職員の健康づくりが目的で、担当者は「来庁の際にシート上を歩いてもらえれば」と利用を呼び掛けている。
シート(長さ4メートル、幅1・15メートル)は身長150~180センチの4表示あり、各身長に応じた適正な歩幅のラインが記されている。表示に沿って足を運び、早歩きなど有酸素運動に取り組めば筋力増強や心肺機能向上に効果が見込めるとされる。
市によると、こうしたシートを設置する企業や自治体が全国で増えているといい、健康福祉政策課は「無意識に歩くと歩幅は小さくなりがち。普段から大またの歩行を意識する手助けとなれば」としている。3月末までに庁内に2カ所増やし、今後は公共施設にも広げる考えという。