甲子園の打席に背番号「8」が入る。「右投げ左打ち、実家は檜風呂 リフォーム リフォーム 片岡篤史~」…。今も野球ファンの間で語り継がれる、元プロ野球選手で現在は野球解説者の片岡篤史さんの、阪神タイガース時代の応援歌。ファンとしては心の中でいつも「なんでこんな歌詞なん?」と思いつつ、「まあえっか、おもろいし!」とみんな大盛り上がりで歌ったものですが…。そんな野球解説者の片岡さんが「檜風呂」じゃなくて「ホーロー風呂」を体当たりでPRする動画が、住宅設備メーカー「タカラスタンダード」(本社・大阪市)のホームページで公開され、ジワリと話題を呼んでいます。
片岡さんは昨年11月、自身のYouTubeチャンネルで、応援歌の元になった実家のリフォームは「ホーロー風呂と、木製のサウナ。どこでどう間違えたか知らんけど檜風呂になった」―と明かし、「日ハム時代はかっこいいファンファーレだったのに阪神に来たら檜風呂になった」「5万人に大合唱されたら初球打たれへんでしょ(笑)」と言いながら「今考えたら、応援歌がこんな話題になるなんてなかなかない」と思い入れも語っていました。
今回のPR動画では、裸一貫、シャワーを浴び、ホーロー風呂でくつろいだと思ったら、同社のショールームでスタッフから説明を聞く…のですが、日本ハム時代に「平成の怪物」松坂大輔投手との豪快な空振り三振エピソードなど野球ネタをぐいぐいねじ込み、ちょっとした漫才状態に。さらには自身が新型コロナウイルスに感染した経験まで持ち出し、汚れ落ちや機能性、保温性、清潔さといったホーローの魅力を語っています。
同社の担当者に制作の経緯を聞きました。
-どういう経緯でPR動画を?
「本当は実家のサウナが“檜”で、お風呂は当社製の『ホーロー風呂』だと至る所で説明され、話題になったYouTubeの動画でも『ホーローは掃除がしやすい』と仰って頂いていて…。もうこれは片岡さんに出演して頂くしかない!ということでオファーをさせて頂きました」
-「まるで大魔神並みの(汚れの)落ち具合や」「平成の怪物並みの衝撃や!」とか、コメントも現役時代ばりのフルスイングですが、台本があったのですか?
「いえ、一応台本は片岡さんの現役時代を良く知る50代の阪神ファンの社員が用意をしていたんですが…。実際撮影が始まると、片岡さんがテイク毎にアレンジを加えて下さるので、毎回内容が違うんです。その中でも選りすぐりを編集させて頂いたのですが、すごく楽しい現場でした。“相方”のスタッフは実際に当社のショールームでご案内をしている者です。元々野球好きですがかなり勉強をして臨んだそうで、やり取りを楽しんで頂けると嬉しいです」
-入浴シーンもありました。
「ええ、シャワーもお風呂もあって、こちらはかなり念入りに撮影させて頂いたんですが、快く応じてくださって…。ご本人には『1年分のシャワーは浴びたわ!』と言って頂きました(笑)」
画面のイラストや効果も黒白黄色のタイガースカラー。「阪神ファンの方に特にスポットを当てさせて頂きました」と同社。阪神ファンなら、いやファンならずとも、是非一見を!
■片岡篤史のナイス!ホーロー!~実家はホーロー風呂~ https://www.takara-standard.co.jp/reform/system_bath/contents/nice.html
■片岡篤史チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA