秋なのに桜? 駅に突如現れた季節外れの「桜並木」、大学から新入生への粋な計らいだった

金井 かおる 金井 かおる

 9月なのに桜並木?ーー今朝の通勤途中でのこと。駅のコンコースに突如、ピンク色の桜並木が広がっていました。コピーには「さぁ、キャンパスライフをはじめよう!」。もしかして、コロナの影響で秋に初めてキャンパスに通い始める新入生へのメッセージなのでしょうか。

「やっとキャンパスに…歓迎の気持ち」

 ポスターの隅には、「神戸学院大」の文字。タレント・武井壮さんの出身大学としても知られます。同大へさっそく電話で尋ねてみると、「春に始まるはずだった対面授業のめどがたち、やっとキャンパスに来ることができた新入生たちへ歓迎の気持ちを込めました」。

 「コロナ禍の影響で延期になっていた、新入生向けガイダンスや課外活動団体による入部勧誘活動を行う『新入学生歓迎週間』が9月14日から始まりました。それに合わせ、2つのキャンパスの最寄り駅である、JR明石駅とポートライナー三宮駅に掲出しています」(同大広報担当者)

 同大では、春からの前期授業はオンライン授業が中心でしたが、19日から始まる後期授業では、オンライン授業に加え、クラスを2分割した対面授業などをスタートする予定。「制限をかけながらも、徐々に学生の姿が戻り始めています」。広報担当者の声は静かに喜びをかみしめているようでした。

 ポスターの掲出期間は、JR明石駅は9月14日から20日まで、ポートライナー三宮駅は15日から21日まで。

関関同立も対面授業開始を発表

 関西大、関西学院大、同志社大、立命館大の関西4私大は14日、「新型コロナウイルス感染防止に関する関西4大学学長共同声明」を出し、秋学期はキャンパスを可能な限り開放すること、キャンパスでの対面授業とオンライン授業を併せて実施することを発表しました。同時に、「学内外で行動する際に3つの密を回避すること、コンパ・飲み会・食事会を当面自粛することを強く求めたいと思います」としています。

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