知らなかった…ここが鮭の大トロ部分!! スーパーで切り身を見かけたら「白い筋」を即チェック!?

山本 明 山本 明

美味しそうな鮭の切り身の画像がネットで注目を集めています。鮭の大トロ部分の見分け方を伝授してくれるこのツイートは8月13日に投稿され、18日現在、8.7万件の「いいね」がつき、2.3万件もリツイートされています。

リプライには、「ここめっっっっっっっっっちゃうんまい」「あー!焼き鮭にした時にたまにめっちゃ美味しいの当たるとこ! あれ大トロだったんだ……」「いわゆるハラスの部分ですね 脂の乗ったハラスや皮が大好きで、いつもそこを最後までとっておいて、白米と一緒にかきこむのが最高です」など全国の鮭好きさんたちから熱いコメントが続々。また鮭の「大トロ部分のみ」を使ったぜいたくなパスタの画像を投稿する人も出てきました。

ツイートしたのは創業1967年、老舗鮭専門ブランド「王子サーモン」(東京・銀座)の公式アカウント(@Oji_Salmon)。「大トロの見分け方」についてさらに詳しく、同社の広報担当者に聞きました。

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――この部分が「鮭の大トロ」なんですね。

マグロのトロは腹の部位を指しますが、鮭も同様に腹の部分に一番脂がのっています。弊社では、一般的に鮭の腹部分を指すハラスの中でも特に脂がのっている部位を鮭の「大トロ」と呼んでいます。

――身と皮の間に白い筋が入っていますね。

弓型の切身の中でも、皮目と身の間に白い筋が見えるものは脂がのっている「大トロ」の証です。

この白い筋は、特に脂がのっている個体にだけ表れるので、スーパーで見かけた場合は購入をおすすめします。鮭の「大トロ」はその名の通り、トロけます。本当に良質な脂は、甘みがあって、濃厚ながらも舌に残らずに、溶けながら消えていくイメージです。

――大きな反響がありました。

ここまでの反響を予想していなかったので大変嬉しく思っています。鮭と日本人の歴史はとても古いのですが、実は魚種、産地、部位によって味に違いがあることはあまり知られていません。今回のような豆知識から、簡単レシピなど、鮭の魅力をもっと伝えられるような発信を続けていきたいと考えています。

――お薦めの食べ方は。

今回は切り身(塩鮭)の中の大トロの見分け方をご説明したので、シンプルに焼いて召し上がるのが最もオススメです。

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ところで鮭の切り身って焦がさず焼くのはなかなか難しいですよね。そこで上手な焼き方も教えて貰いました。「鮭の切身を冷蔵庫から取り出した直後にグリルで焼くと、身の温度がとても低いので、外側と内側の温度差が激しくなり、内側まで火を通そうとすると外側が焦げてしまうことがあります。そのため、冷蔵庫から取り出した後に、10分でも良いので常温に置いていただくだけでも焦げ付きを防止できます」(同広報担当)とのこと。こちらもぜひ「白い筋チェック」とともに試してみてはいかがでしょう。

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