これは一生使える!?半熟具合が一目で分かる「ゆで卵の時間表」が話題 料理人の使えるテクも続々と披露

広畑 千春 広畑 千春

 小学校の家庭科実習では確か一番最初か、その次かに習い、料理の基本中の基本ながら、意外と好みの固さになるのが難しい「ゆで卵」。そんな“隠れゆで卵難民”を救おうと、とある洋食料理人が作った時間と固さが一目で分かる一覧表がネット上で絶賛されています。さらにはお店のようなスパッとした切り口や簡単味玉の作り方…と使えるテクも次々と披露しています。

 7月25日に「あると便利な『茹で卵の時間表』作りました!!」とツイートしたのは、麦ライス(@HG7654321)さん。「沸騰したお湯に冷蔵庫から出した卵を入れ、タイマーが鳴ったら冷水で冷やす」というシンプルな方法で、6分~13分まで1分刻みの半熟具合が一目で分かります。「全国の人に広まったらいいなあ」というつぶやき通り、これまでに48.5万いいねを集め、「(スマホの)壁紙にしました」「多分一生使えるサムネイル!」「8分が好き!」などの声が続々と寄せられました。

―なぜ、ゆで卵の一覧表を作ろうと?

「卵はみんな好きなので、書けば役に立つと思い公表しました。見た目より味重視で、より簡単な方法を選びました。ただ、水からゆでる方法に比べ、沸騰したお湯に入れると温度差で割れやすいので、少しだけ給湯器のお湯に浸けてから入れると殻が温まって割れなくなりますよ」

―ものすごい反響でした。

「計算して、少し狙っていたのでうまくバズったという感じですね(笑)。卵を入れると温度が下がるので、たっぷりのお湯で作ること、また箸でぐるぐる混ぜながらゆでると卵の黄身を真ん中に来ます。卵のお尻部分にヒビを入れるか画鋲などで穴をあけてからゆで、しっかり冷やすと殻むきもしやすくなります」

 そんな麦ライスさんは、趣味の食べ歩きが高じて、22歳で全く料理の経験がないまま料理の道に飛び込んだそう。その後、洋食を中心に、フレンチ、イタリアン、アメリカン、焼肉、アジアン、ハワイアンなど様々な分野で修行し、29歳になった今は都内のレストランでシェフを務めています。

 昨年3月に開設したこのアカウントでは、ゆで卵以外にも、ホットケーキミックスを使ってフライパンで作れる「ぐりとぐらのカステラ」や、ホテルで出てくる「とろとろスクランブルエッグ」、さらには「焼き鳥缶の親子丼」「サッポロ一番の油そば」など時短&がっつりメニューなどを次々と投稿。さらに「ゆで卵を切るときは包丁にオイルを薄く塗って垂直にゆっくり切ると綺麗に切れます」「長ネギのみじん切りは、縦に切れ目を入れる『ほうきスタイル』ではなく、中間まで裏表斜めに切り込みを入れ、端から切っていくと早く綺麗にできる」など、地味に見えてめちゃくちゃ役立つ便利技も披露しています。

 いわく「今の世の中レシピなんて腐るほどありますが、テクニックや使える知識ってあんまりないですよね。料理人にとって当たり前の技術や知識は、そうした一般の方達にも役立つんじゃないかと思い、やさしい方法を発信しています」とか。「料理が上手!凄い知識!じゃなくて料理に興味を持ったり、楽しくなってもらうキッカケになれたりしたら良いなぁと」と話し、「今後は、これをキッカケに企業案件の仕事など増えたら良いなぁなんて思ってます(笑)」と密かな野望も…。

 にしても、スクロールするたびに胃を直撃する麦ライスさんのアカウント…。空腹時には閲覧注意です(笑)。

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース