著名人が愛猫について愛を語り尽くす企画「キャットーーク」には、今春、英国留学から芸能界に復帰したタレントで俳優のウエンツ瑛士(34)が登場。現在実家で一緒に暮らしている愛猫のナナコ(19歳、メス、雑種)について語ります。
犬より先に
ナナコは僕の友達が拾ってきた猫で、実家で一緒に暮らしています。性格は猫と言うよりもはや犬。犬も2匹飼っていますが、呼んだらナナコが一番先に来るんです。一人ぼっちが嫌な甘えん坊の犬みたいです。
ナナコに出会った時はビビッときました。高1の時にNHK大河ドラマ「利家とまつ」で共演した松嶋菜々子さんがめちゃくちゃキレイだなと思って、うちの猫もかわいかったので「ナナコ」に名前を決めました。うちのナナコは“猫界の松嶋菜々子”なんですよ。
仕事から帰ってきたら一番初めに気付いてくれる。すりすりと寄ってきてくれるリアクションはうれしいですね。ただ3年くらい前からナナコとの関係性が変わってきて、今ではナナコの“元カレ”の立ち位置に成り下がっています(笑)。
昔は俺のことが好きで洋服から靴まで全部おしっこをされていたんですよ。僕のものだけマーキングしたり、すり寄ってきたりと発情期は男として見ていたようなのですが、避妊手術で落ちついて、大人の女性になったようです。俺は思いが残っているのに向こうは一切応じてくれない元カレ状態ですね(笑)。
高校卒業で僕も一人暮らしを始めて、そこからナナコと離れていました。どうしても芸能界で浮き沈みがある時にずっと変わらぬ接し方をしてくれた。離れていたからこそ実家に帰ることが楽しみだったし、親に会いに行くのも猫に会いたいという理由付けができたというか。家族をつないでくれた存在です。
「にゃあ」に感銘
猫と犬を飼ってみて改めて思ったのは「にゃあ」というワード…どこかかわいいと思いません?仮に人間の女性に例えても「ナントカわん」というよりも「ナントカにゃあ」と言った方がかわいらしい。実際そういう女性がいたらツッコみたくなりますけど「にゃあ」は画期的だなと思いますよ。
僕は人によって態度を変えるのでどちらかというと性格は犬派なのですが、女性のタイプは猫顔の人が好きですね。でもナナコのこともあって、猫っぽい女性はすぐ元カレになるんだなと思っちゃいますが…(笑)。
優しくして
ナナコはもうおばあちゃん。高いところに上れなくなるなど体力の衰えを感じていますが、まずは健康に元気に暮らしてほしい。次に優しくしてほしい。ペットを含めても僕が序列が一番下なので、ナナコにはとにかく優しく接してほしいところではあります。
◇ ◇
◆ウエンツ瑛士(うえんつ・えいじ) 1985年10月8日生まれ。東京都出身。米国人の父と日本人の母を持つハーフ。16年まで小池徹平との音楽デュオ「WaT」として活躍。18年10月から舞台を学ぶために英留学へ。今年3月に芸能界復帰。復帰後初舞台「わたしの耳」(9月9~18日、東京・新国立劇場)を控えている。
◆ナナコちゃんメモ
【性格】犬気質(名前を呼ぶと来る)
【特技】触って欲しいアピール
【好きな食べ物】かつおぶし
【好きな場所】膝の上が大好き