身近な物でつくれる、手作りおもちゃ作家_佐藤蕗(@fuki_fuki)さんの「お湯を注ぐとメイクが落ちて、シンプルな顔になるコップです。」というツイートが話題になりました。女性の顔が描かれた紙コップにお湯を注ぐと、あら不思議! どんどんメイクが消えていって…「あら?ずいぶん盛ってたんですね」のシンプルな顔になるという楽しい動画です。
リプ欄には「スゴーイ!髪の毛も寂しくなるのがちょっと切ない・・・(笑)」「消えゆく眉がリアル」「化粧で大化けする方なんですね……笑」「おもしろーい!こういうの好きです!」「井上陽水のメイクアップシャドウが脳内再生された」「予想より消えて笑ってる」という声が集まっています。このツイートは10.5万超えのいいね!と2万超えのリツイートがつき、約150.7万回再生されています。
この紙コップのように、みんなが真似してつくれるおもちゃの提案や雑誌の連載、ワークショップの講師などもされているツイ主の佐藤さんに聞きました。
──アイデアがおもしろいです! すっぴんな顔になるコップはどのようにして思いついたのですか?
「消せるペン」として売られているフリクションペンが熱で消えるのがおもしろくて、これを利用したおもちゃがつくれないかと考えました。イラストはちょうどメイクのレッスンを受けた時期だったので、それを再現したものです。こんなに話題になってびっくりしています。
──髪が予想をはるかに超えてなくなりますね(笑)
私が天然パーマなので、くせっ毛をドライヤーで直すイメージだったのですが、髪がなくなっていることに反応する方が多くて驚きました。
──なるほど、メイクをしているときはストレートで、メイクを取ったら髪もくせ毛に戻るというイメージだったんですね。このおもちゃをつくる人には、どんな風に楽しんでもらいたいですか?
消えたらおもしろいというのは、メイク以外のアイデアもあると思うので、いろいろオリジナルを考えてもらえたら楽しいと思います。
──紙コップのツイートの3日前には、電車の窓の景色を利用した「忍者@田園都市線」のツイートも話題になりましたが、こういったおもちゃのアイデアはどこから生まれるのですか?
なるべく家にある物か、100円ショップで売っている物くらいで、とにかく簡単に作れるように、日常的に考えています。長男がまだ小さかった頃は、外出先で飽きるとすぐぐずってしまうので、そんな時どう声をかけるとご機嫌になるのかも知恵をしぼっていました。
──佐藤さんにとっておもちゃ作りとは?
子どもとの生活の中でできる遊び方を考えるのが大好きです。気軽に楽しめて子どもたちも喜んでくれるので、ずっと続けていきたいものです。