寒い日にホカホカの缶入りコーンスープを両手で包みながら飲んでほっこりするはずが…コーンの粒が缶のなかに残ってイラッ! となる現象を解決する方法がSNSで話題になりました。
会計士KO(@CPAKO999)さんが「寒くなってきて缶のコーンスープを飲む人たちに教えてあげたいんですが、こんな感じで飲み口の下を少し凹ませると粒めっちゃ出てきます。流体力学に基づいた超正攻法の攻略法なんだとか。粒めっちゃ出てきます。」とツイートしたところ、1.6万を超えるいいねと1万を超えるリツイートがつきました。
リプ欄には「今すぐ缶のコーンスープを飲みたくなりました」「今まで泣く泣く粒コーン完食を諦めてきたので、これは是非やってみたいと思います」「流速が早くなって掃流力が上がる。確かに…」という声のほか、「伊藤園とお汁粉でこんな感じなのありましたね〜特許申請したみたいなの書いてあったような」「やってます!どんどん粒が出てきて、嬉しくなりますよね(*^^*)」という声もあり、わりと知られた裏技でもあるようです。会計士KOさんに聞きました。
──缶を凹ませるとコーンの粒がよく出てくるってどうやって知ったのですか?
いつから知っていたのか記憶にないくらい昔から、親に教えられて知っていました。友人と缶入りコーンスープを飲んでいたときに、缶を凹ませるよね~と何気なく話した際、「えっ、知らない!」となったので原理を調べてツイートした次第です。
──子どものころから当たり前に凹まして飲んでいたのですね!
友人と同じように意外と知らない人がたくさんいるんだなとびっくりしています。北国出身なので、昔からよくあたたかい缶飲料を飲んでいたのですが、その時の豆知識がバズっていて驚きです。今は東京で働いていますが、冬になってコーンスープ缶やおしるこを飲むときには必ず凹ませています。
ちなみに会計士KOさんは、会計士として働きながら会計士やIT、ガジェットなどのちょっとためになるブログ(https://cpa-program.com/)を趣味で運営されているそうです
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缶を凹ますことでどのくらいコーンの粒が出てくるのか気になる!ということで試してみました。缶を凹ますと液体の流れ方が変わる「流体力学」が関係しているようですが、条件をそろえて検証するのが難しいので、実際に缶に残ったコーンの粒を数えてくらべるというゆるい方法でトライ。
まず上下に10回かえして、缶をたてたまま10回まわしてからコップに注いでみました。凹まさなかった2本の缶からも粒が順調に出て1粒と2粒残り。一方、缶を凹ました2本は粒が残りませんでした。サスガ…でも差は小さくて微妙かな。
コップに注ぐのと実際に飲むのでは結果が異なりそうだということで、缶から直接飲んでくらべてみることにしました。「缶を軽く傾け時計回りに細かく回しながら飲む」と缶には書いてありますが、正直面倒。吸い込んだりせず、回さずに飲みました。まったく同じようには飲めないので参考程度になりますが結果は、そのままの缶は12粒残り、凹ませた缶は5粒残りました。10粒以上残るのはかなり悔しいので、これは差があると言えますよね。みなさんも、ぜひ試してみてください!