カラオケならぬ「空オケ」できる観覧車 地上123mで床スケスケ…絶叫?絶唱?

山本 智行 山本 智行

 地上123メートルと高さ日本一を誇る観覧車「レッドホース オオサカホイール」が謎の進化を遂げている。冷暖房完備のゴンドラは全72基。これまでも「VIP」「ガンバ大阪」「もずやん」といった大阪らしいユニークなシートが設けられていたが、最近は「カラオケ」のできるゴンドラが人気だという。もちろん機材は本格的な業務用。空でカラオケって…なんでやねん!?

 とにかくでかい。大阪モノレール「万博記念公園」に近づくと巨大観覧車がそびえ立っているのが確認できる。そこから徒歩で2分。下から見上げると、さらに迫力満点だ。

 11月19日で開業4周年を迎えた大型商業施設EXPOCITY(エキスポシティ)に、日本一の高さとなる123メートルの大観覧車がオープンしたのは2016年7月1日。正式名称は「Redhorse OSAKA WHEEL(レッドホース オオサカ ホイール)」といい、冷暖房完備のゴンドラは72基ある。

 特徴は、床が特殊な透明なガラスでできたシースルー構造になっている点。骨組みや天井以外は透ける素材を使っているため、宙に浮いているような感覚になるという。いや、正直言って少々怖い。

 しかし、世界初の免震構造を取り入れており、もしものときも安心、安全だ。1周は18分。眼下には万博記念公園のシンボル「太陽の塔」が見下ろせ、天気がいい日は日本一高いビル「あべのハルカス」や六甲山系、生駒山を見渡すこともできる。担当の三上紅美子さんが言う。

 「2025年の万博を前に70年の万博のスケールの大きさをひと目で見ることができます。何しろ甲子園球場の83個分。秋は紅葉、春は桜がきれいですよ」

 72基あるゴンドラのノーマルタイプは定員6人だが、うち2基は上質なソファシートや照明を豪華にしたVIP仕様となっており、定員4人。その他に土地柄「ガンバ大阪」仕様や大阪府のマスコット「もずやん」ゴンドラもある。

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