字が枠からはみ出してしまう…そのワケは「ボディイメージ」にあった!

西村 猛 西村 猛

 ボディイメージは、遊びの中で育てていくことができます。今回は、公園やご家庭でできる遊びを2つご紹介します。

 一つ目はジャングルジム。縦横の枠の中を移動したり、上から下を見下ろしたり、体を立体的に使うことを学べます。立体的な動きを認識することで、ボディイメージが掴みやすくなります。二つ目は「くぐる遊び」。公園のトンネル、机の下、隙間をすり抜ける、などの遊びです。高さや奥行きなどを目で確認しながら体を使うことで、ボディイメージが育っていきます。時にコツンと頭をぶつけることもあると思いますが、これもボディイメージを養う上で、とても大切な経験になります。また、大きな公園にあるアスレチック遊具も、同様の効果があるのでオススメです。

 これらの遊びを通して、自分の体のサイズを理解し、空間認知力を高めていくことが、学習において「文字を枠の中に書く」「文字の適切なサイズを知る」ことにつながっていきます。

 枠内に字を書くということと、ボディイメージには相関関係があります。そして、しっかりとしたボディイメージを獲得するためには、幼児期に「ボディイメージを高める遊び」を行うことが大切になります。そして、そういった運動遊び経験が、小学校以降の学習にも好影響を与えるのです。

 もちろん小学校のお子さんでも、「今からでは遅い」なんてことはありません。運動遊びで、ボディイメージを育て、学習の基礎を作ってあげましょう!

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