遊技場の屋根裏で生まれた子猫たちがいて、遊技場の人たちがお母さん猫の母乳で育てながら里親さんを探した。猫を飼うなら兄弟で飼いたいと思っていたあゆみさんは、その子猫たちに会いに行き、引き取った。
遊技場の屋根裏で生まれた子猫たち
神奈川県に住むあゆみさんのお子さんの同級生のお母さんは、遊技場に勤めていた。2008年3月、その遊技場の屋根裏で野良猫が5匹の子猫を産んで、里親を探していると、あゆみさんはお子さんから聞いた。事務所で保護して母猫の母乳で育て、里親を探すことになり、3匹の子猫はすぐに里親が決まったが、2匹だけ残っていたという。
あゆみさんは、子供の頃から野良猫や捨て猫を拾って飼っていたが、最近、自分たちで探してもなかなか猫がいない。同じ年ごろの子猫を多頭飼いしようと思い、知り合いの友人のところに兄弟猫がいると聞いたが、既に里親さんが決まっていた。
5月、あゆみさんは、柄も性別も分からなかったが、1匹ではかわいそうなので2匹姉妹で引き取りたいと言い、子猫たちを見に行った。2匹ともうさぎのような小さな尻尾だった。可愛らしかったので、子供たちも気に入ったという。子猫たちは元気いっぱいだった。お母さん猫は人に懐いているので、遊技場の人が引き取ることになっていた。
仲良し姉妹猫
「もうごはんも食べられるし、トイレもできるので、持って行ってくださいと言われ」、坂元さんは、子猫たちをキャリーケースに入れて持ち帰った。
名前は、ぐりちゃんとぐらちゃんにして、4月1日を誕生日にした。
産まれて間もなく人と触れ合ってきたので、子猫たちは野良猫のようにびくびくすることがなかった。ぐりちゃんとぐらちゃんは、ずっと一緒に遊んだり、寄り添って眠ったりした。
姉妹でも好き嫌いは別
同じ姉妹猫でも、ぐりちゃんは猫が好きで、ぐらちゃんは人のほうが好きだ。
ぐらちゃんは、誰にでもくっついていくタイプで、宅急便の人が来ても玄関までお出迎えする。
ぐりちゃんは、家族は大丈夫だが、お客さんが来たら姿を隠す。しかし、猫なら誰とでも仲良くでき、後から来た猫たちのグルーミングもする。
2匹とももう11歳。年をとっても毛づやが良くて、見た目もきれい。猫じゃらしにも食いついてくるし、年を感じさせないという。