先日、台所にいたパクもり(@poupoupoup)さんは、ドアのノブをそっと開け、その細い隙間から自分を見てくる強い視線に気づいた。
「ウチのストーカー見て!そーっとドアを開けて細い隙間から見てくる。怖い」
そんなつぶやきと共にX(旧Twitter)に投稿された動画に映っていたのは、カチャン……と音を立てたドアノブがそーっと開き、その狭い隙間からこちらを見つめ、毛深い手をそっと差し込む……猫ちゃんの姿!
パクもりさんにお話を聞いたところ、ドアの隙間からこちらを見ていた毛深いストーカーは元野良猫のオス、デカッちくん。
「ドアの向こうはデカッちと先輩猫、ブッちんが過ごしている居間です。デカッちは小さな子どものように、台所側で仕事をしている私のことをドアの隙間から見ていました」(パクもりさん)
子猫の時はチヤホヤされ、大きくなって捨てられた
パクもりさんのお家には、デカッちくんとその兄貴分のブッちんくん、ラィアンという3匹のオスの元保護猫たちが暮らしている。
3匹の中で「ドアノブ」を開けられるのは、デカッちくんだけなのだそうだ。
「デカッちの魅力は太い脚と、人間を屁とも思っていなさそうな態度です(笑)。野良時代のデカッちを初めて見た時、野良ちゃん用の深夜の監視カメラに突然ドスンと映った、その太い脚に一瞬で惹かれました。こんなに大きな洋猫の野良ちゃんは見たことがなかったので、迷い猫情報をしばらく検索していました。
そうこうするうち、怪我をした足を引きずっていたため保護し、動物病院に連れて行きました。幸い怪我は大したことがなかったのですが、例え飼い猫だとしても、寒空の下、怪我をした猫を外に出すのはあり得ないと思い、そのまま家の中に入れました」(パクもりさん)
今ではパクもりさんの行動を監視する、甘えん坊のストーカー猫になったデカッちくんだが、「保護当初は人間不信で人を寄せ付けなかった」「子猫の時はチヤホヤされ、やがて大きくなってデカッちは捨てられた」と、野良時代のデカッちくんについて、X(旧Twitter)に投稿していたパクもりさん。
愛情深い先輩猫のお陰で「すっかり飼い猫らしくなりました」
保護直後の深夜、デカッちくんはケージの中で不安そうに鳴き続けていたという。
すると、先輩猫のブッチんくんが柵の間に前脚をそっと差し入れ、デカッちくんを優しくなでようとしていたそうだ。
X(旧Twitter)にはその時の動画も投稿されているが、「愛情深いブッちんのお陰で、デカッちの心が溶けるのも早かったです」と、パクもりさんは当時を振り返る。
「デカッちは寡黙でムスッとしていて、何を考えているかわからず、身体の大きさと相まって扱いにくそうに見えましたが、慣れてくるうちに表情も柔らかくなり、私のことだけは信頼してくれているところがシビレます。
可愛いらしい小さな声で控えめに、『ごはん~』と言ったりするんですよ。保護直後に面倒を見てくれた兄貴分のブッちんのことが大好きで、後輩猫のラィアンにとられまいとします」(パクもりさん)
野良時代の過酷さが災いしたのか、大病を患い、身体がひと回り小さくなったデカッちくん。それでも、パクもりさんと兄貴分のブッチんくんの愛情に包まれるうち、毛並みの艶を取り戻し、「今ではすっかり飼い猫らしくなりました」と、パクもりさん。