「これは流行る!日本でもいける」と注目 米国で人気のミニバーガーを実食

谷口 輝世子 谷口 輝世子

チーズバーガーかフィッシュバーガーか、はたまたチキンバーガー、じゃなくてエビバーガー、やっぱりてりやきバーガーにしようか…。ハンバーガー屋さんに行くと、どのメニューもおいしそうに見えて迷ったりしませんか。いっそのこと全部食べてしまいたい、でも本当に全部食べられるのは大食いタレントぐらいですよね。

ハンバーガーの国、米国には1個あたりの大きさがサイズダウンされたバーガーのいろんな味が楽しむことができるハンバーガー屋が数多くあり人気になっています。大手のチェーン店ではないものの日本でも小さいサイズのハンバーガーを販売する店舗はあるようですが、本場米国に在住の記者が人気のハーフサイズバーガーを実食しました。

最近人気を集めているのはBurgerIMというチェーン店。2016年にカリフォルニア州のロサンゼルス郊外が1号店が誕生。その後はフランチャイズ方式で加盟店を増やし、今年末までには全米で500店舗に達する見込みです。同点の特徴はハンバーガーをカスタマイズできること。クオリティの高い食材を組み合わせて自分好みのハンバーガーを作ることができます。

普通サイズのハンバーガーもありますが、普通サイズの約半分のハンバーガーも人気商品。米国人は1人あたり1週間に3個のハンバーガーを消費していると言われます。しかし、米国人だって、全員がいつでも、牛肉たっぷりのハンバーガーを食べたいわけではありません。

牛肉や鶏肉は食べないけれど、魚類は食べる人もいますし、肉魚類を食べない人もいます。ダイエットしている人はハンバーガーのバンは避けたい食材かもしれません。これらの要望に答えられるのがBurgerIM。バンの代わりにレタスで中身を包むレタスラップやグルテンフリーのバンを選ぶこともできます。ハンバーガーは食べたいが、自らのダイエットに合わないので避けるという人たちを取り込んでいるのが人気なのでしょう。さらに大きさも選べるというわけです。

ミシガン州デトロイト郊外に住む私の生活圏内にも3店舗あるので、早速、食べてきました。小さいサイズが2個入ったものをオーダー。通常のハンバーガーと、鶏肉のハンバーガーをひとつずつ入れてもらうことにしました。先に述べたようにトッピングも選べます。チーズ、レタス、トマトを注文。

日本のツイッターには「ハンバーガーの宝石箱や~」「おーー!これは流行る!日本でもいける」と絶賛の声を挙げる一方で、「米国のハンバーガーの小さいサイズは、日本の通常サイズではないか」というツッコミも見られましたが、小さいサイズは、やはり日本の通常サイズよりも小さいようでした。BurgerIM通常サイズのパテは150グラム。小さいサイズのパテは、約85グラムです。

昼食にハンバーガーひとつではちょっとモノ足りないとき、かといって2つ食べ切れるかどうか分からないときには、この小さいハンバーガーを2個がちょうどいい分量だと思います。それぞれに中にどのような具を挟むかも選べますから、食べているうちに飽きてくることもありませんし、いろいろなことが自分で調節できます。全てを組み合わせると万単位の異なるハンバーガーを食べることができるそうです。

小さいハンバーガーは、BurgerIMだけでなく、何十年も前から、他の店でも「スライダー」という名前などで販売されていましたが、高級食材使用を謳っているだけあって、牛肉、鶏肉ともジューシーで、レタスやトマトも新鮮なものを使っていることが一口食べればよくわかりました。値段もリースナブルで小さいサイズ2つ入りは6.99ドル(約760円)です。小さなハンバーガーを詰め合わせたパーティー用や家族用もあります。さまざまなハンバーガーが入っているので、「お寿司の盛り合わせ」のような感じで、楽しめるのではないでしょうか。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース