女優・桜井ユキ、令和ブレイクなるか!? 福山雅治との共演で感じた物腰柔らかなスターぶり

石井 隼人 石井 隼人

令和ブレイクとなるか。業界内外に実力派として、名前と顔が知れ渡りつつある女優の桜井ユキ(32)。11月1日公開の映画『マチネの終わりに』では、福山雅治演じるクラシックギタリスト・蒔野聡央の女性マネジャー・三谷早苗を演じる。マネジャーという仕事の枠を超えて蒔野の才能と人柄に惚れ抜き…。物語を大きく動かす、一筋縄ではいかない要の役どころだ。

“遅咲き女優”といわれて早8年。重要なキャラクターを任せられることが増えた。今年はNHKの連続テレビドラマ『だから私は推しました』で連ドラ初主演。現在放送中のTBS系連続ドラマ『G線上のあなたと私』にレギュラー出演中だ。

『マチネの終わりに』はフジテレビ系連続ドラマ『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』で顔を合わせた西谷弘監督からの直々オファー。信頼され期待されている。「最近はこの役を桜井に…というオファーが増えて、驚きと共に役の幅が広がっていく嬉しさがあります。私によくこういう役をやってほしいと思って下さったな、ということが多く。不思議だし日々新鮮」と順調ぶりに目を丸くする。

主演の福山雅治とは初対面の初共演。「キャリアもあるし、まさにスター。にもかかわらず、物腰柔らかなフラットな方。福山さんから色々と話しかけていただき、『僕のマネジャー役だから仲良くならないとね』と差し入れのチョコケーキを一緒に食べてくれたり。イメージそのままの気さくな方で、距離を詰めていく苦労がなかった」と大きな背中を見せてくれた。

役を演じる上では、自身のマネジャーを観察。「自分の演じるキャラクターと同じ職業がこんなに近くにいるというオイシイ状況は普通ありませんから、どんな鞄を持っているのかとか、立ち振る舞いなど演じる上で取り入れた部分は多い」と身近な人から情報収集。

役作りでは、余白を残すことを毎回意識している。「性格的にガッチガチに固めて臨んで、そうじゃないと壊されたときに何も残っていない恐怖たるや…。性格的にその場の雰囲気に合わせてアンテナを立てる方が合っているし、演じていて自分が楽しいと思えるのがいい。必死に気張るよりも、せっかくならば楽しく演じたい」と自然体を重視。

多忙を実感しているが、気持ちは変わらずで「一つの役を演じる時間も長くなり、日々何かしら演じられているのは嬉しいことだけれど、ブレイクという実感はありません。いい意味で流されるままに行きたい。ただ睡眠時間は大切だと年々実感しているので、体調管理には気をつけようと思っています」とはにかむ。令和ブレイクへの準備は整っている。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース