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週末は公園でスケートボード、平日は……県職員!? 元プロが転職で実現「ずっと通いたくなる場所に」

京都新聞社 京都新聞社

 滋賀県職員の宮元孝昌さん(44)は道路保全課で道路や橋の補修や防災対策に従事する傍ら、週末は公園に繰り出してスケートボードに乗る。「体は衰えて以前の動きはできないけれど、やっぱり面白い」。今でも新技を習得するために、とことん滑る。

 長浜市出身。2003~09年まで日本協会公認のプロスケートボーダーだった。12歳で友人の兄から借りたボードに乗り、「本当に衝撃。面白すぎた」

 運動は苦手で球技は「大っ嫌い」。でもなぜか板には乗れて、初めてでもこけなかった。ショップで買ったスケートボードのビデオカセットを何度も見返し、本場アメリカの最新の技を「見よう見まね」で練習した。

 大学時代にプロの友人と出会い、滑るうちにさらに技術を磨いた。全国各地の大会で優勝を重ね、02年にアマチュアランキング3位。プロ2年目の04年はプロランキング2位まで上り詰めた。

 大学で土木技術を学び、卒業後に地元のコンクリート製造会社に就職。13年に県庁に転職した。今年、地域住民らの要望を受けて大津市と長浜市にオープンしたスケートボード場には、競技者兼発注者の立場で関わり、計画、設計、施工まで監修した。

 施設は現在、週末を中心に多くの人でにぎわう。「スケートボードは1人でやるもんじゃない。ずっと通いたくなる場所になってほしい」。教え合い、技の成功を共に喜ぶ-。東京五輪で注目された、互いをたたえ合うスケートボード文化が根付き、発信地となることを願う。

 コンクリート主任技士の資格を生かし、自宅の庭と実家の空き地にスケートボード場を自作した。今でも旅行がてらに世界各国のパークに行く。「体が動くうちは絶対、スケートボードに乗っているでしょうね」と柔和な笑みを浮かべる。

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