ラグビーW杯決戦前にスコットランドの民族衣装「キルト」を試着…スース―しない重量感

北村 泰介 北村 泰介

 購入層について、犬山さんは「ほぼ日本人で、スコットランドに興味がある方、バグパイプやスコティッシュダンスなどスコットランドの文化的なことを始められる方、スコットランド系の方と結婚される方、またそのような結婚式に出席する親族・知人などです」と明かした。さらに「ほとんどの若い方がキルトを持たない時代になってきています。キルトの話をする度に私は日本人として思うところがあるのですが、日本の着物もほとんどの方が持ってないですよね。キルトも同じようなものかと感じております」と付け加えた。

 改めて、キルトの着心地を確かめた。生地がしっかりして、その中は温度が保たれ、パンツ等を履いていれば、スース―した感じはない。安定感がある。

 ただ、自分の姿を鏡で見た時、まだ慣れない者としては〝女装〟をしている感覚がぬぐえず、不思議な気持ちにはなった。だが、そもそも「スカート(のようなもの)を履くのは女性だけ」という法律や規範があるわけでもない。生まれ育った文化圏の慣習に過ぎず、それが当たり前の共同体では何の違和感もない…ということを考える契機になった。

 あとは台風による中止で引き分け扱いにならないことを祈るばかり。スコットランドと日本の激突をノーサイドの瞬間まで見届けたい。

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