「大反対」とした西脇市の50代女性は「増税しても北欧並みの福祉の充実は実現しそうにない。(税金を)取りやすいところから取ろうとしている」と手厳しい。
増税への賛否にかかわらず目立ったのが、飲食料品などが8%に据え置かれる軽減税率や、ポイント還元制度への不満だ。西宮市の60代男性は「とても複雑で低所得者ほどポイントの恩恵を受けられないのでは。カードやスマホを持たない高齢者も多い」と指摘する。
神戸市西区の30代女性は「どんな品物に軽減税率が適用されるのか分からないし、イートインと持ち帰りで税率が異なるしくみが難しい」と嘆く。こうした複雑さから「一律10%にしてほしい」という意見が多かった。(久保田麻依子)
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