「宿題を最後まで残しておいたら…」衝撃の自由研究に挑む息子を見守った父は、さらに自由だった

広畑 千春 広畑 千春

 鈑金塗装子ちゃんのキーホルダーもフェルトを手縫いで。極め付きは、新婚の友人に贈った巨大テディベア(らしきもの)。綿が足らなくて古い布団や座布団をほどいて詰め「8年かけ制作した」というが、新婦がダニにやられ、ひそかに解体されゴミに出されたらしい。

 「面白いことは好きですね。え?変わってる??自分ではそうは思ってないですけど…」と父。他にもお弁当を「開けたときびっくりするべな」と一面ごはんだけにする(下にはきちんと奥さんが作ったおかずが入っています)など、したい放題という。そんな甲斐あって、店は地元では「結構知る人ぞ知る」存在なのだそうだ(鈑金塗装子ちゃんはLINEスタンプまであります)。

 今回の自由研究の発想と伸びやかな感性を生む、自由な環境、そして…英才教育??について「夏休みの宿題は、僕もバッチリ最後の日まで残して泣きながらやってましたね~。だから、我が子ながら親近感が沸きました!」とか。長男について「彼は、キャンプなどのイベントが大好きで、家にじっとしていたくないタイプ。何もなかったら庭にテントを張って一人で泊まったりと、自立心は強いかもしれません」と話す。

 「子育て?そんな偉そうに言える立場でもないし、うちのワイフがしっかりしてるので…。まぁ、習い事も子どもがしたくなければやらんでいいと思っているし、親がしゃしゃり出なくても最終的にちゃんと自立して働いてくれればいいなと…」

 なんとも、深い懐です。そうそう。肝心の宿題がどうなったかですが、自由研究の主の長男さんは最終日に何とか全てやり遂げ、弟さんは終わらなくて始業式当日の朝も机に向かっていたそうです。でも、「次男の方は全く焦ってなくて、あっけらかんとしてました」(父)とか。さすが…次男、恐るべし。

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