江戸時代にもゆるキャラが?…エイリアン似のサメをかわいく描いた、昔の人のセンスに脱帽

川上 隆宏 川上 隆宏

鳥取県境港市にある「海とくらしの史料館」は、「水のない水族館」として魚介類の剥製を多数展示しています。その数700種・約4000点。日本で最多を誇るほか、日本一大きな体長3メートル近いマンボウの剥製があることでも知られています。

山陰地方では、サメのことを「ワニ」と呼んでおり、昭和の戦後のころまでは漁も盛んに行われていたなど、サメに関して独自の文化があるといいます。同館が開館25周年を迎えたのにあわせて、サメの特別展を行っているそうです。40種類の迫力あるサメの剥製を展示するほか、パネルなどでサメの生態や山陰地方での食文化を紹介。「隠岐国産物絵図注書」からは、シュモクザメ以外にも3種類のサメの絵を抜粋して紹介しています。

「サメ祭」は9月2日まで。8月3、4の両日は特別イベントが行われ、シャークジャーナリスト沼口麻子さんのトークショーや香川大の畦五月准教授の講演などが行われます。両日とも先着100人にサメ料理の振る舞いがあるそうです。

「海とくらしの史料館」http://umikura.com/

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