子猫たちの強い生命力
久保さんは、2匹の三毛猫を、マルコちゃんとマルオくんと名付けた。毎日10gずつ体重が増え、1カ月経つと、20gずつ増えた。マルコちゃんは765g、マルオくんは860gにまで成長し、元気に飛び跳ねているという。
2匹の白猫は、母猫の母乳を飲んで育ったので、がっしりとしていて、体重は1㎏を超えている。男の子がもめんくん、女の子はまめちゃんという名になった。
「女の子はきぬがいいと言ったのですが、家族がきぬはおかしいと言うので、まめになったんです」。実は、久保さんは、「くぼさんのとうふ」という、無添加の豆腐づくりをしているのだ。「子猫たちに、豆腐も食べさせました」
子猫たちは、離乳すると、離乳食をがつがつと食べるようになった。「その姿を見た時は感動しました。生きるために食べるんですね。猫の生命力が素晴らしくて、人間も学ばないといけません。香川県では自殺者が交通事故の死亡者数を上回っていますが、生きる力が弱い。命を粗末にしているのだと思います」
◆現在(取材当時:2019年7月5日)、子猫たちの里親を募集している。(お問い合わせ:久保:TEL0877-23-6242)。「家族の一員として迎えてくれる人にお譲りします」※情報は取材当時のものです。里親が決まっている場合もありますので、ご了承ください。