想像してみて…一生ビスケットみたいな栄養食を食べる人生 犬猫に手作りごはんのすすめ

小宮 みぎわ 小宮 みぎわ

 とはいうものの、何を作って与えたら良いのでしょうか…? これがわからないために、手作りごはんの世界に踏み込めないという方もおられるでしょう。また、「動物用のレシピ」なんて書いてあると、とてもとても大変な気がして、ハードルが高いような印象を受ける方もおられるでしょう。

 でも、ご安心ください。動物用のごはんを手作りすることは、そんなに難しいことではありません。自分の食事を作るときに、人間と同じ食材を使って、少しの工夫だけで手軽に始めることができます。人間だって、加工された食べ物よりも、手作りのごはんのほうが、もちろん栄養学的にはメリットが大きいわけで…であれば、人間と動物、一緒に手作りのごはんを食べて、ともに健康になれることを目指したいですね。

 最初から全てを手作りにするのは、飼い主さんも動物も慣れないと大変です。これまでドライフードしか食べていなかった動物が、いきなり異なる食事を与えられると、食べないこともありますし、食べても胃腸が対応できずに吐いたり下痢してしまうこともあります。まずは、ドライフードに手作りの「ささ身チップス」などをトッピングするだけでも構いません。少しずつ変化させていきましょう。ぜひトライしてみてください!

 最終的に、どのようなごはんを作れば良いのかについては、人間と犬猫は「種」が違うことを考えるとわかりやすいと思います。人間は雑食ですが、猫は完全な肉食で、犬は肉食よりの雑食です。よって、人間とは口の形や消化器の具合も異なっています。ですから、同じ食材を食べるといっても、肉の分量割合が変わってきます。人間よりも、かなり多くなります。例えば、「丼もの」を食べるときのお米と肉の割合が、猫の場合は人間とは真逆になるイメージです。犬はその中間です。味付けは、基本的に犬猫には不要です。また、肉食の動物は野菜の栄養を吸収する能力が低いため、吸収しやすいように細かくカットして与えます。

 ではキッチンで具体的にどうしたら良いのか? 具体的なレシピは近日ご紹介いたします。

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