星野リゾート、大阪・新今宮で新ホテル、地元小学生にも意見聞く

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大阪市内でおこなわれた「星野リゾート」記者会見に登壇した星野佳路さん
大阪市内でおこなわれた「星野リゾート」記者会見に登壇した星野佳路さん

 2022年春、JR大阪環状線と南海電鉄の「新今宮」駅近くに開業予定のホテル「星野リゾート OMO7(おもせぶん)大阪新今宮」(大阪市浪速区)。その起工式が5月28日におこなわれた。

 高級旅館やリゾートホテルを運営する「星野リゾート」(本社:東京都中央区)が手がける「旅のテンションを上げる都市観光ホテル」をコンセプトにしたOMOブランド。大阪は、北海道・旭川、東京・大塚に続く3施設目となり、敷地面積は約14000平米、客室数436室、地上14階建てとなる。

 代表の星野佳路さんは、「星野リゾートにとって、大阪は新しい場所。ただ、私たちは万博やIRがあるから、ホテルをつくるわけではない。建物の耐用年数が50年と考えると、サスティナブルであり、競争力を50年間維持しなければいけない。インバウンドが伸びる時期があれば、そうでない時期も。そういうときにこそ運営力が試される。私たちのチームワークと地域の思いを大事にして、頑張っていきたい」と話した。

 建設予定地の東側には温浴施設「スパワールド」、徒歩10分の位置に観光名所「通天閣」が位置し、大阪ではいわゆるディープなエリアと言われるエリアだ。ここで、観光客に特化したホテルを運営する。

 星野さんは「観光客だけでなく、地元の人にも新今宮をアピールする」ことも明言。ホテルの場所が大阪環状線「新今宮」駅ホームの目の前であることに触れ、「通勤・通学を含めて多くの人が電車を待つときや乗っているときに見える場所。大きな建物が出来て、何か楽しそうなことがおこなわれていそうな印象を与えることができれば。そして、新今宮が変わってきているな、降りてみようかなと思ってもらえるようにしたい」と語る。そのため施設のデザイン、四季折々で変化する広大な庭にも工夫を凝らすのだという。

 また、地域との関係性を深めることも重要視し、近隣の「大阪市立新今宮小学校」の生徒に、「地元へのプライドを感じてもらう」という願いのもと授業の一部を担当したという。「どんなサービスが欲しいかと聞いたときに、『笑ってもらう』というアイデアを教えてもらいました。これは私たちから決して出てこない考え。地元の方々にも協力してもらい、地域らしさを出していきたい」と、語った。

 宿泊料金は1~3万円を想定し、予算に合わせた7タイプの客室を全436室設けるとのこと。敷地面積は約14000平米。工事は6月1日から着工する。

「星野リゾート OMO7 大阪新今宮」 https://omo-hotels.com

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