ロシア総領事館がまさかのクラブ化! 「おそらく日本初」謎の企画の首謀者に聞く

黒川 裕生 黒川 裕生
「Clubソビエト」を企画した古池麻衣子さん(右)と安井麻人さん=フォノテークにて
「Clubソビエト」を企画した古池麻衣子さん(右)と安井麻人さん=フォノテークにて

 一方の総領事館側。カザントセヴァさんは「ロシアはよくわからない国だと言われることが多いが、他の国とそう変わらない。このイベントを機に、日本の若い人たちがロシアをもっと身近に感じてくれたら」と期待を込める。「『クラブ』とはいえ、会場は総領事館の雰囲気が残ったままだし、何より昼間の開催なのですが、そこは大目に見てくださいね…」

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 「Clubソビエトat在大阪ロシア連邦総領事館」は7月27日13時半から17時。2部制で、前半はアントン・ミルチャさんと四方さんが中心となって旧ソ連時代の思い出や文化を語り合う。テルミンと箏のユニット「短冊」とパーカッションの演奏もある。

後半は総領事館付の料理人が腕を振るった「本物」のロシア料理をビュッフェ形式で堪能。安井さんと四方さんのDJは、照明をクラブのような雰囲気にして旧共産圏の電子音楽などをプレイする。映像演出は大阪を拠点に活動する吉村寛興さんが担当。会場では、本場のウォッカやワインも提供される予定だ。

 「日本ではあまりいいイメージで語られることのない旧ソ連時代だけど、総領事館の人たちによると、映画やアニメ、音楽など独自の文化がたくさんあって、それなりに素敵な時代だったらしい」と古池さん。「『明るくて楽しい』『親しみやすい』というソビエトの知られざる魅力を伝えたい」

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