川崎殺傷事件 小学女児狙った計画性と包丁4本の意図…小川泰平氏が現場取材で分析

小川 泰平 小川 泰平
捜査員や報道陣らが駆け付けた事件現場。スクールバスが停車している=川崎市多摩区(撮影・小川泰平)
捜査員や報道陣らが駆け付けた事件現場。スクールバスが停車している=川崎市多摩区(撮影・小川泰平)

 保護者の男女各1人が刺されたことについて、小川氏は「子供を守りながら避難させる間に被害に遭った可能性もある。また、小学1年生がバスを待っている時間帯で、亡くなった6年生の栗林さんは“お姉さん”としてかばったんじゃないかと思えたりもする」と推測。「容疑者は警棒を持って降りて来たバスの運転手さんには向かって行かなかった。最初から弱者しか狙っていないので、成人の男性を襲う気などなかったのだろう。リュックの中には包丁がまだ2本あった。保護者の方が身を挺して子供たちを守ったり、運転手さんが警棒を持って外に出なければ、もっと被害が広がった可能性がある」と指摘した。

 容疑者は死亡したが、小川氏は「警察は、凶器をいつ、どこで購入したか、いつから犯行を計画したか、家宅捜索などで調べていくでしょう」と今後の捜査を予想した。

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