大阪「泉の広場」 少年かたどった噴水が撤去、役割終え処分へ

入谷 晴美 入谷 晴美
撤去される少年像
撤去される少年像

 同広場の噴水は、2002年にリニューアルされた3代目で、大阪市の姉妹都市であるイタリア・ミラノの彫刻家がデザイン。5体ある少年象は大理石で1体100キロある。この日のセレモニーで、重機で持ちあげられ撤去作業のスタートとなった。

 同地下街の辻川哲男取締役は「長い間親しんで頂いたが、防災の際に一時避難の場所にもなることから、噴水を撤去することになった。リニューアル後は、水をモチーフにしたウォーター・ツリーがシンボルになるが、『泉の広場』の名称は残します」。泉の無い「泉の広場」になっても“待ち合わせ”に困らないよう、案内表示も設けるという。

 広場周辺エリアは、リニューアル工事を経て11月下旬に再オープン。「大阪ならではの多彩な『食』の賑わい」をコンセプトに35店舗の飲食・食物販店が並ぶ予定だ。

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